#１９『火事場の馬鹿力。』 ページ20
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ヒソカは怯んだ僕を背に、殴りかかろうとしたゴンの首を掴む。
ゴン
「くっ……かはっ…」
『離せ、ヒソカ！！！』
ヒソカは空いている片手を顎に持って行き、考える仕草をする。
ヒソカ
「うーん…どうしようかなぁ…♣」
僕はヒソカの手に力が込められるのを見逃さなかった。
ゴンが一層苦しそうな顔をしながら僕を見る。
��助けて��
そう言っている気がした途端、僕の中で何かが切れた。
ヒュッとヒソカに近づいてゴンを掴んでいる腕を掴む。
『離せ。』
ヒソカは興味が無いように僕の顔を見下ろす。
ヒソカ
「無駄な足掻きはやめなよ♠ この子が苦しむだけだよ♦」
ゴン
「っぐ、ぅ…っ！！！」
ぐっと手に力を入れ、ヒソカの腕に僕自身の手を沈める。
『聞こえなかったか？俺は離せと言っているんだ。』
するとヒソカはニヤッと更に口角を上げて手を離す。
ヒソカ
(火事場の馬鹿力…ね♣)
ゴンがドサっと落ちて、呼吸を整えている。
ヒソカから手を離してゴンの側へ行く。
『ゴン、大丈夫？』
ゴン
「げほっ…うん、大丈夫…！！」
『ん、よかった…』
ヒソカが倒れているレオリオを担いで僕らの方を向いてゴンを指差す。
ヒソカ
「君、合格♥」
そして僕の方を指差してニコッと笑う。
ヒソカ
「勿論君も合格だよ♥」
と言って森の奥へと去っていった。
ゴン
「ねえ、ラギス。」
『うん？』
ゴンの方を向くと、ニコッと笑った。
ゴン
「ありがとう！！」
『……うん。』
僕の口角も上がったのが分かる。
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緋乃__*(プロフ) - booksさん» うわぁぁ！！ありがとうございます！イラストリクあれば何でも描きますよ(ただし上手いとは言ってない←)はい！頑張らせていただきます！！ (2019年12月15日 22時) (
レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
books - 毎回来てます！イラストかわいいですね！私もほしいです。更新頑張ってください！！！！ (2019年12月15日 21時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - 豚バラさん» きゃーっ！ありがとうございますっ！(謎テンション) 頑張って書かせていただきます！！ (2019年12月13日 22時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
豚バラ - とても面白いですね！次も楽しみに待ってます！ (2019年12月13日 21時) (レス) id: 61753fbb81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃__* | 作成日時：2019年12月10日 22時
