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雅紀side
潤ちゃん、ちゃんとしたもの食べてるかな。
朝は食べてないし、昼はコンビニだし、夜は、食べてるかどうかも微妙だし。
こんなんで、
潤ちゃんの体もつのかな。
潤「ただいまー」
雅「おかえり、潤ちゃん。早かったね」
潤「まぁ、買うだけだし」
雅「食べてくればいいのに」
潤「コンビニで？医者が？」
雅「うん」
別に違和感とか何も無いんだけどな。
潤「暇だと思われたくないじゃん。それで何か訴えられちゃったりしたら、たまったもんじゃないもん」
ん？
訴えられることなんてあるかな？
俺の経験上、コンビニで飯食ってても、
訴えられたことないんだけど
雅「潤ちゃんの考えすぎじゃない？」
潤「えー、そうー？」
和「潤くん、食べないの？」
潤「食べるよ」
和「雅紀サン、潤くんの食べる時間、奪わないでください」
雅「はい、すいません」
潤「いただきまーす」
やっと、潤ちゃんが、昼ごはん食べ始めたよ
潤「…ケホッ」
雅「潤ちゃん、大丈夫？」
潤「ケホッケホッ…大丈夫」
和「どうしたの？」
潤「米、粒が、喉に…」
そんなことある？
翔「はい、潤。お茶」
潤「ケホッ…ありがと」
智「大丈夫か？潤」
潤「ん…ごめ、」
この米粒め…って潤ちゃんが持ってたおにぎりを見つめた。
雅「天然すぎない？(ボソッ」
和「しょうがない。あれで素なんだから」
智「潤の天然は、治んないよ」
雅「だよねぇ」
和「これ以上天然度増さないといいけど」
雅･智「無理だろ」
翔「雅紀？」
雅「ぇ？何翔ちゃん？」
翔「何じゃないよ。潤が呼んでんのに、返事しないから」
雅「え、あ、ごめん、潤ちゃん。どうしたの？」
潤「うん、ちょっと…いい？」
雅「？うん」
潤「ちょっと雅紀借りるね」
3人「うん」
人気のないところに連れていかれた。
雅「潤ちゃん？」
潤「…雅紀」
雅「うん？」
潤「…いつ、いつになったら…解放されると思う…？」
雅「え…？だれが？」
潤「シゲ…が」
雅「…シゲと一緒に行ったら？」
潤「ダメだよ…シゲは、俺となんかと行きたくないに決まってる…」
雅「そんなのわかんないよ？」
潤「わかるよ。シゲだって辛いの。だって7歳だったんだよ？精神共にやられてるのに…」
雅「じゃあ、聞いてみる？」
潤「ダメだよ！シゲとはもう、この話はしちゃダメなの」
潤ちゃんの気持ちも分からなくないけど、
このままだと、
何も変わらない。
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作者名：馬渕 響 | 作成日時：2020年1月17日 0時
