鳥かごのサッカー少女〜エイリア編〜

３３話　歌を歌って ページ35

貴「みんな仲が良くて、優しくて、喧嘩もするけど、強いチームだって
言われてね。
結構、有名だったんだよ？」



円「へぇー、凄いんだな、Aのチーム！(ｷﾗｷﾗ」



貴「でも、なかなか勝てないチームがあって。
何回やっても・・・何度も挑戦してもボロボロにやられちゃって
凄い落ち込んじゃった・・・・・もうダメかもしれないなって今の風丸君みたいにね」




風「でも･･･、どうやって立ち直ったんだ？」




円「そうだよ、どうやって？」




そう、…あの時は、……





― キャプテン、あの…お願いがあるんです ―




― お願い？何？ ―




― キャプテンの歌が聴きたいんです！ ―




― 私の歌が？どうして？ ―




― 何かわかんないけど聴かないと、不安で
押しつぶされそうで…。お願いです！歌ってください！ ―




貴「歌を歌ってほしいって言われて…」




円／風「歌？」




貴「歌ったら、みんなが元気になってくれて。
次の試合で力を合わせて、そのチームに勝つことが出来たんだ」




あの時はうれしかった




私の歌で勇気を持ってもらえたから…




ヒントになったかな？




神のアクアに頼らなくても。勇気を持てば必ずサッカーは答えてくれるって




風「なぁ、Aその歌を聞かせてくれないか？」


貴「ほえ？」


円「おっ！いいな、俺も聞きたいぜ！」






貴「うん。わかった…歌うね？」




私は立ち上がり二人の前に立って



懐かしい歌を歌った。

３４話　あした来る日→←３２話　神のアクア

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