美女とHiHi 4

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Side瑞稀


諏訪「なに？いつもに増して乗り気ないじゃん」


唯月から廊下でそう言われた。


瑞稀「……別に。そんなじゃないから」


諏訪「甲斐も珍しく乗り気じゃないし。

あんたら、なんか関係してんの？」


瑞稀「……もしそうだとしたら？」


諏訪「別に。あたしには関係ないから」


それだけ言って唯月は教室へと帰った。


甲斐「瑞稀」


瑞稀「ん？」


甲斐「お前、大丈夫か？なんならブッキーに言って

やめさせるけど」


瑞稀「…………いいよ。どうせ真相に辿り着けないし」


当事者の私でさえ事件の真相を知らない。

そんなの、みんなが分かるはずない。

柊先生だって……。


茅野「あ、あのっ！」


急に茅野さんが来た。


瑞稀「なに？」


茅野「あの、えっと……その、

盗み聞きするつもりはなかったんだけど、

聞いちゃって……」


甲斐「は？」


瑞稀「あんたもバカだね。

なんで私たちに言ったの？

黙っときゃいいじゃん」


茅野「黙っておけなくて……」


茅野さんはそういうとこがある。


瑞稀「別に言ってもいいよ。

どうせ真相に辿り着ける人なんていないから」


それだけ言って私は車椅子を動かして教室へと戻った。

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