美女とHiHi 4

165 ページ15

SideA


優斗「はい！乾いたよ！！」


その声とともに優斗くんはドライヤーのスイッチを切った。


A「ありがとう。大変やったやろ？」


優斗「ううん。なんか女の子の髪乾かすの

楽しかった！！」


A「そうなんだ笑」


子どもみたいにニコニコ微笑む優斗くんに

キュンとしたのはここだけの話。


母「ほら、もう遅いから寝ちゃいなさい。

明日は初詣に早めに行っちゃいましょ」


A「初詣に行けるんですか！？」


母「ええ。Aちゃんも一緒に行きましょうね」


A「はい！！」


初詣……！！

何度も夢見てた。

一度も行ったことがないからすごく楽しみ……！







Side優斗


優斗「去年は色んなことがあったねぇ」


A「うん」


寝る前に俺の部屋で少し話をする。


優斗「やっぱ1番は作ちゃんとAちゃんが

加入したことだね」


A「うちも。うちの人生が180度変わったもん」


優斗「今年は、もっと色んなことに挑戦したいね」


A「うん。うちももっとドラマに出てみたい」


優斗「俺、Aちゃんの……演技好き」


A「ほんと？ありがとう」


優斗「あのさ、Aちゃん……」


A「ん？」


優斗「………………ううん。やっぱいいや」


A「？そう」


俺、Aちゃんのこと、好きだよ……。

言いたいけど、俺がヘタレだから……。

今年は、言えたらいいな……。

166【初詣】→←164

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す