井上瑞稀と私が出会う話。

18 ページ19

私はお寿司屋さんに行くと必ずガリを大量に食べる。


漬物とか生姜が特に大好きで、つまみ感覚にバクバク食べてしまう。




井上「ガリ、好きなんですか」


「美味しくないですか？！お寿司食べると絶対食べたくなります」


井上「俺は苦手なんですけど、なんか佐野さんが食べてるから美味しく見えてきました」



「ぜひ、好きになってください(笑)お酒飲みたくなりますよ」



井上「佐野さん、お酒お好きなんですか？」


「嫌いでは無いです(笑)家でよく1人でウイスキー飲んだりはしてて……井上さんは？」


井上「俺も嫌いじゃないんですけど、弱くてすぐ酔ってしまうのであまり飲まないかもしれないです」


「あー、確かに弱そう(笑)」


井上「お"い！(笑)」




なんか少しずつ井上さんの扱い方が分かってきたかも、少し弄ってもお"い！で済む優しさ(笑)



井上「今なんかお酒飲んでもいいんですよ？」


「わーーー誘惑(笑)でも今日はお寿司楽しみたいのでお茶にしておきます」



こんな美味しいお寿司、ガリとお茶でいただいたほうが絶対いいよね。


奢ってもらってしまうことになるし、お酒はぐっと我慢した。





井上「じゃあ…………今度はどこかでお酒でも飲み行きますか(笑)」



下を向きながら、井上さんが呟く。



照れ、てる？





なんだこれ？？？？？？？


次もあるのか？？？？？？？？



え、井上さんが、私を、誘ってる？


別に嫌じゃないし、むしろ楽しいよ。


でも、相手はジャニーズ、芸能人だ。




もし、もし私が井上さんを好きになってしまったら……


もし、撮られてしまったら。




そんなことばっか考えてしまって、急に辛くなった。

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す