HiHi Jets の女のコ . (ページ22)

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「…はぁ、もうちょっとAは気を付けろよなー？」

ファンの子たちが帰ったあと、
優斗に軽くデコピンされる。

「同感。あんなすぐに近付いてさ、警戒心ないの？」

「だってファンの子は大事にしたいよ。
みんながみんな、悪い子なわけじゃないし」

「それはそうだけど、でもそれでこの前も…！」

みずっくんが言おうとする言葉を遮る。

こうやって怒ってくれるのも、思ってくれてる証拠だって、知ってるから。

「だって、次はみんなが守ってくれるんでしょ？」

そう言って3人の顔を覗き込むと、

呆れたような笑い顔。

「…はぁ、本当馬鹿」

「いてっ」

そうため息混じりにみずっくんにもデコピンされるけど、実は優しすぎて全然痛くないの。

「まぁ、そうだね。俺らが守るよ」

「頼りにしてます」

「おう、任せとけ！」

氷が溶けて薄くなったミルクティーを飲み干す。

最後のひとつぶのタピオカはとっても甘かった。

「なーにいい雰囲気になっちゃってんの？」

「わっ！」

「俺ら抜きでズリぃよお前ら！！」

「はしもっちゃん！そーやん！」

「買い物来たらたまたま見つけてね。
すごい偶然じゃない？」

「運命だなこれは！」

「プライベートでも6人揃うのかよ(笑)」