ゆうとくんのさいなん ページ13
- T.yuto-
短いけれど濃かった三日間の東京ドームシティホールでの公演が終わった。
今は、反省会までの時間を
Aと楽屋で過ごしている
…んだけど
「わ〜!キャメロン上手だねぇ!」
「えへへー僕、折り紙とくい!」
「うんうん凄いねキャメロン!
あぁぁほんと可愛い…癒し…」
Aはキャメロンに付きっきりで、
一向に構ってくれない。
……あ、いや別に、キャメロンに嫉妬してるわけじゃねぇよ?!
違くてほら、あれだよ、俺もキャメロンと遊びたいのになーって!うん!流石に俺も9歳児に妬くぐらい子供じゃねぇって!!いやマジ!本当だから!!
「(…にしても、)」
「あ、そこでこっちの端をこう折って…」
「こう?」
「あはは、違う違う!こっちだよ」
「(近い……!!)」
そう、なんと言ってもふたりの距離が異様に近いのだ。
キャメロンが机に向かって座っていて、
その後ろからAが抱きつくような形で覆いかぶさっている。
折り紙をするには教えやすい体勢なのかもしれないけどさぁ!
ちょっとばかり近すぎません?!えぇ?!
…なんて思ってみても、楽しそうに遊ぶふたりの邪魔は出来ないので俺はひとり寂しく部屋の隅でスマホをいじっている訳だけれど。
「(…別にいいし)」
折角楽屋に他のメンバー居ないからAちゃんとイチャコラとかあわよくば…うふふなことしようと思いましたけど!!
「(まあいいし?!俺にはみずっくんが居るもんねー!!いいもんねー!!)」
そうヤケになりながら「みずっくん好きぴだよ♡」とLINEで送ると秒で「きも」と返ってくる。辛い。
「(……あー、つまんね)」
ずっとスマホをいじるのも飽きて、イスの背もたれに仰け反っていると、
「ユウトも折り紙やる!」
「へ、」
いきなり立ち上がったキャメロンに腕を掴まれて歩かされる。
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美紀 - 瑞稀君と優斗君寄りのオール担当です最高です (2019年8月24日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透夏 | 作成日時:2019年3月15日 2時