◆ H i H i J e t s の 海 月 姫 ( 2 )

ド ラ イ ブ デ ー ト ページ12

◆ you



今日はジャニアイの稽古もお仕事もないオフの日。




『え〜瑞稀くんの助手席座るのなんか怖い』

瑞稀「はぁ？文句言うなよ」

『瑞稀くんが誘ったんじゃん！』




てわけで瑞稀くんに誘われて、瑞稀くんの車でデート。

初めて乗る瑞稀くんの車になんだか緊張。

…運転中の横顔もかっこいいなあ、なんて言わないけどね？




瑞稀「Aは免許とんないの？」

『…うーん、とってもいいけど、車はいらないかなあ』

瑞稀「え、なんで？」

『なんでって、運転手いるもん』

瑞稀「…俺はもうAのこと乗せる気ないけど、」

『いいし、優斗と涼くんに頼む』

瑞稀「それはやめろ、俺だけにしとけ」

『どっちなの(笑)』




Aには俺だけで十分だろ、

…なんて、まるで彼女に言うみたいなセリフをさらっと言われながらも、車は進む。

そういえば、




『どこ行ってるの？』

瑞稀「んー？いいとこ」

『なにそれ(笑)』




目的地を知らないまま、とうとう見慣れない場所に入り込んだ。

…ほんとにどこだここ！？






多少、いやだいぶ不安に思いながら着いた先、




瑞稀「…さむい、」

『もう冬だよ瑞稀くんバカなの！なんで海！』




まさかの海。ほぼ真冬に海。

…さむい！！ぜんぜんよくない！




当の本人は、ドライブデートって言ったら海じゃね？ってふわーって笑ってる。

…それは夏限定です。だれもいないじゃん。





『海に突き落とすとかやめてね？』

瑞稀「そんなことしねえわ(笑)」

『だって、っわぷ、』

瑞稀「ん、あたためてやるから許して？」

『！、もう帰るよバカ、早くして！』




…別に怒ってないけど。

ぎゅーってされて赤くなったであろう顔を見られたくなくて、

1人で車のほうへ引き返すと、きゅっと手が握られる。





瑞稀「ええ、もう帰んの？せっかく、」

『うるさい、早く瑞稀くん家であったまるの、』

瑞稀「…はいはい(笑)」




…んん、瑞稀くんのばーか。



――

謎エンドで申し訳ない…(;_;)みずみづの休日が書きたかった。

コメントや高評価もおねがいします(;_;)



◆

＃ ガ ラ ケ ー 激 走 編→←＃ V S 嵐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す