HiHi Jetsの起爆剤GiRL (ページ16)

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ポロッと来る日もあるページ16

最近自分って何なんだろうって
ひとりになるとよく考えるようになった。

いつまでHiHi Jetsのメンバーとしてこの事務所に居られるんだろうと。
仮に今辞めたとしたらみんなはどう思うんだろうとか、HiHi Jetsはどうなるんだろうとか。
わたしが元からこの事務所に居なくて今普通の女の子でいたらどんなことしてるんだろうとか。

わたしがここにいることでみんなに迷惑になってないのかなって。
今が楽しいから余計そう思うのかもしれない。

涼「どうした？」

わたしの目の前に座って目線を合わせてくれる涼。
泣くつもりなかったのに、
涙がポロポロ溢れてくる。

「…っ」

涼「どうしたどうした～？考えすぎちゃった？」

優しい話し方に、落ち着く声。

涼「ちょっと瑞稀～」

優「呼んだ？」

涼「いや、優斗じゃない笑」

瑞「なに、どうした？」

あえて龍斗と蒼弥を呼ばないのはきっと涼なりの優しさなんだろうなって。

「めんどくさいこと言うけどいい？」

瑞「却下」

優「ちょっと瑞稀くーん」

涼「なんでも言ってみ？」

「わたしいて迷惑だとか思ってないのかなって」

優「何言ってんの！？まっつん居なかったらここのグループ大変だよ野蛮すぎて」

瑞「野蛮はなくね！？」

優「それは言いすぎたわ」

瑞「迷惑って思ってないのかなって思われる方が迷惑だわ」

涼「後ろにいる最年少2人見てみな？迷惑だと思ってたらあんな不安そうな顔しないでしょ」

そう言われて振り向けばただただ変顔してくる2人。

あほじゃんなんて思いながらも
いつまでもこの空間が続けばいいのに。
なーんて。