HiHiの紅一点girl 2

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猪狩side




そうこうしてるうちにはるが戻ってきた




右手にはオレンジジュース,左手にはメロンソーダ




どちらにも赤色のストローがささっていた









橋本「小春そんな飲むの！？笑」




小春「んなわけないじゃん！がりさんの！」




橋本「え！俺のは！？」




小春「とっとと入れてくれば？」




橋本「ううっ……」









はしもっちゃんは渋々自分のジュースを取りに行った




俺の隣に座ったはるはグラスを優しく置いた









小春「はい,メロンソーダで良かったよね？」




猪狩「俺の好み覚えてたんだ」




小春「当たり前だよ。瑞稀みたいに面倒くさくないし？笑」




猪狩「ありがと」




小春「それはこっちのセリフだよ。いつもありがとね」




猪狩「え？」









はるはオレンジジュースを飲むのをやめて




真っ直ぐに俺の目を見た









小春「がりさんはいつもHiHiのことを1番に考えてくれてる。今日もずーっと振り付け考えてた」




橋本「1人じゃないんだから,たまには俺らを頼ってね？」









いつの間にか戻ってきていたはしもっちゃん




あっぱらぱーだけど,どこかしっかりしていて頼れる兄貴




Jr歴も長いからかその言葉には重みがある









小春「そりゃ,がりさんの才能には負けちゃうけど,ほら,三人寄れば文殊の知恵って言うじゃん？」




橋本「1人じゃないから複数形,でしょ？」









何この泣かしてくる感じ




涙出てくるじゃん……

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