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SideA
梨々香「伊野尾さんはどの部活に入るか決めた？」
A「まだ決めてないんだよねー……。
山田さんは？」
梨々香「私、野球部のマネージャーになりたくて」
瑞稀「マネージャー？」
梨々香「うん。でも私、人見知りで……」
涼「だから悩んでるんだって」
A「そうなんだ。
じゃあ私もマネージャーしよっか？」
梨々香「えっ！？いいの！？」
瑞稀「え、やめときなって……」
A「なんで？」
瑞稀「あ、いや、それは……」
A「じゃあ決まりね！」
梨々香「伊野尾さん！ありがとう！！」
この時の私は知らなかった。
あと数時間で運命の人と巡り会えることを＿＿。
Side瑞稀
マジかよ……。
なんでAが野球部に行くんだよ……。
瑞稀「おっ、俺も野球部に入る！」
A「えっ！？瑞稀が！？
野球やったことないじゃん！」
瑞稀「うるさいなぁ。やるったらやるの！」
涼「じゃー……俺も！」
梨々香「涼も！？」
涼「井上くんが行くなら俺も行くよ」
そう言ってAと山田さんに見えないように
ウィンクをしてきた。
橋本くん……もしかして……。
梨々香「でも、夕日ヶ丘高って
去年甲子園で優勝した強豪校だよ？」
「「ｳｹﾞｯ……」」
梨々香「それでも入部したいの？」
瑞稀「よ、よくよく考えたら
野球ってずっと外でやってるよな……」
A「明るいとこが苦手な瑞稀には無理でしょ」
Aが好きだから同じ部活に行きたかったのに
よりによって野球部に行っちゃうなんて……。
しかも橋本くん、俺がAのこと好きって気づいてる……？
ラッキースポーツ
バスケットボール
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作者名：山田桜姫
| 作成日時：2018年9月16日 16時
