11 ページ11
SideA
優斗「そういえば昨日大丈夫だった？」
A「え？あぁー。瑞稀ですか？
全然大丈夫ですよ」
優斗「よかったぁー。
彼氏さん怒らせちゃったかと思ったよ」
A「えっ？彼氏？」
優斗「彼氏じゃないの？その、瑞稀くん？」
A「違いますよ(笑)
瑞稀はただの幼馴染みですよ(笑)」
優斗「そうだったの！？ごめんね、なんか」
やっぱり私と瑞稀って付き合ってるように見えるんだ。
A「高橋先輩！今日もありがとうございました！」
優斗「いーえ！じゃあまた明日ね」
A「はい！」
優斗「……あ、ちょっと待って」
私はそう呼ばれて振り返った。
優斗「あのさ、"高橋先輩"ってなんか堅くない？」
A「？そうですかね？」
優斗「うん。あと、俺が知ってるだけで
高橋って人あと3人いるもん」
A「えぇー……じゃあ…………
優斗……先輩？」
そう言うとビックリした顔をした高橋先輩。
A「あっ、いや……でしたよね？
じゃあ……」
優斗「いい！！めっちゃいいじゃん！！」
A「へっ？」
優斗「まさか下の名前で呼ばれるとは
思ってなかったからさ」
A「そ、そうですか」
優斗「うん！ありがとうAちゃん！
また明日ね」
A「はっ、はい////また明日//////」
私は急いで家へ入った。
チラッと先輩を見ると昨夜と同じように
ニコニコ笑って手を振っていた。
名前で……呼ばれた……。
しかも不意打ちで……。
瑞稀には何回"A"って呼ばれても
こんなにドキドキも顔が熱くもならなかった。
これが…………恋……？
ラッキースポーツ
バスケットボール
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「HiHiJets」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山田桜姫
| 作成日時：2018年9月16日 16時
