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ヤマト side
A「じゃあ行ってきます!」
ナオミ「いい?なんかあったら連絡すること。」
「母親かよ(笑)」
ナオミ「うるせぇハゲ。もしものときはあたしたちコブラにやられるって思っとけよ」
「…忘れてた」
A「…?なんでコブラさん…?」
「あー…(笑)」
ナオミ「いいから!気にしないで、こっちの話。ほら、行っておいで?」
「はい!行ってきます!店番よろしくお願いします、仁花ちゃん」
仁花「任せて!」
.
そう言ってAはニコニコしながら出ていった。
ふー…
とりあえずコブラにはこのままだとバレないな。
…多分。
.
チハル「ヤマトさん、Aさんどこ行ったんすか?」
「あーなんか友達と遊ぶらしい。なんせ山王も最近色々あったから気分転換にいいだろ」
チハル「そりゃいいっすね!」
テッツ「でもなんでさっきからナオミさんとヤマトさんよそよそしいんすか」
「そ、それは…まぁ…な?ナオミ」
ナオミ「あ、あたしにふるなよ!」
ダン「なーんかお前ら怪しいな…」
.
いよいよやべえな、って思い始めたとき、
ITOKANのドアが荒々しく、ドンッ!と開いた。
入り口には…
…コブラ。
.
コブラ「………おい、ヤマト」
「お、おう!コブラ!き、今日は遅かったな!」
.
コブラがいつもと違って超絶不機嫌なのはドアの開け方と、表情で一発で分かった。
もしかしたら…いや、確実にコブラは何かしら知ってる。
えー…もしかして雨宮と鉢合わせしたか?
それだったら最悪だ。俺、本当に生きられねぇかも…
ちょっとビビって噛み噛みになってしまった俺の腕を、
ナオミが肘で突ついてきた。
"お前、バレるだろ!"って目で言ってきてる。
.
コブラ「……A、どこ行った」
ナオミ「Aなら友達と出掛けに…」
コブラ「その友達って誰だよ」
ナオミ「い、言う必要あるかよ」
コブラ「じゃあなんで友達と出掛けるのに雨宮がいんだよ」
.
バレたぁー…
最悪だ。
.
ダン「は!?雨宮!?どゆことや!」
コブラ「雨宮の次男のヤツのバイクにAが乗ってた」
テッツ「え!だってヤマトさんさっき"友達と出掛けに"って言ってたじゃないっすか!」
コブラ「…ヤマト、ナオミ。お前ら洗いざらい全部話せ」
.
あー、だからコブラに言えって言ったんだよ!
もうどうなっても俺知らねぇからな!
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ゆーな - もう、更新しないの? (2018年8月19日 18時) (レス) id: 51c5ae9bc3 (このIDを非表示/違反報告)
なおりん♪(プロフ) - 優雅さん» コメントありがとうございます!これからも少しずつではありますが更新していくのでよろしくお願いします! (2016年12月12日 22時) (レス) id: b8a2aeb769 (このIDを非表示/違反報告)
優雅 - 続き見たいです。待ってます (2016年12月12日 18時) (レス) id: 751207f276 (このIDを非表示/違反報告)
なおりん♪(プロフ) - ぉれんじゅさん» コメントありがとうございます!私も雅貴大好きです!もっとキュンキュン出来るように頑張りますね(*^^*) (2016年11月4日 18時) (レス) id: b8a2aeb769 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - 雅貴大好きなのでデートすごくニヤニヤしながら読ませていただいてます(笑)続き超楽しみです!頑張ってください! (2016年11月4日 0時) (レス) id: 34b0e3ef1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なおりん♪ | 作成日時:2016年7月16日 23時