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your side
橋本くん、、
すごい変わったな。
すごく礼儀が正しくなったし、びっくりした。
けど、やっぱり怖い。絶対裏がある。
男なんて所詮、近付いたらすぐ肉体関係にもってかれるんだ。
特に年下なんて、一番怖い。どうせ弄ばれるだけだ。
って私、考え方クズすぎない？こんなの一生恋なんてできないじゃんか。
『Aさん、すみませんでした。』
「あ、作間くん、、ありがとね？？」
『さっきの人、誰か、聞いてもいいですか？？』
作間くんは優しく微笑んでくれている。
作間くんは何も悪くない。けど、やっぱり怖くて、思い出したくもなくて、ふるふると首を横に振る。
涙脆い私は目に涙を浮かべしまい、下を向くことしかできなかった。
するとふわっと何かに包まれる感覚。
「え、作間く、ん、？！」
私、作間くんに、抱きしめられて、、、？！
『俺、Aさんが好きです。』
うそ、、どうゆうこと、、
『一目惚れしたんです。出会った時から、すごい綺麗な人だなって思ってて、でもさっきのこと見てたら、守りたくなって、、、言い訳だとしても、龍斗って呼ばれたことが嬉しくて、、、』
耐えきれなくなっちゃった。なんてぼそっと呟く作間くん。
ダメだよ。私は今男の人のこと信じられないんだもん。
しかもよりによって年下。
私、からかわれてる、、、？？
急に抱きしめて、惑わせてる？？
なんてことを考えたら純粋な私の心は消えてしまって、
パッと作間くんから離れてしまった。
「私、作間くんのこと、好き、って思ったことないです。ごめんなさい。」
とだけ言い放ってその場から立ち去る。
何も考えられなくて、ただひたすら涙を流して走った。
またバイト行きたくなくなっちゃったなぁ。
作間くんの気持ちがもしかしたら本当だったかもしれない。
からかわれているわけじゃないのかもしれない。
でも、私が恋愛感情を持っていないのは本当のことであって、しかも今の私には彼を信じることはできない。
私って、ただの最低な女だなぁ、、
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作者名：有栖 | 作成日時：2020年10月11日 23時
