年下じゃなければ【Ryuto.S】 (ページ7)

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Ryuto side

『俺は、Aさんの彼氏です。』

、、、やばい。言ってしまった。Aさん、嫌がってないかな、、

［は？ほんとに？？Aさん、］

「うん。私の彼氏の龍斗。」

と俺の腕にギュッと抱きついてくる。

、、、やばい。やばすぎる。

龍斗呼び、したよね、、、

しかも、近い。Aさん、いい匂いする。なんのシャンプー使ってんだろ、？？

ってか、胸、、、腕に押し付けられてる、、やばい、柔らかい、、、

って何考えてんだ。やばい。俺、ただの下心丸出し野郎じゃんこんなの。

［はぁ、別に、謝りたいだけなんだけど、、］

『謝る、、？？』

「あっ、えっと、、」

2人がどんな関係なのかは全く分からないし、何を謝るのかもよくわからない。

けれど、2人の間にいざこざがあったんだな、ってことはわかる。

Aさんもすごく気まずそうだし、、、

『じゃあ、今ここで謝ってもらえますか？？』

［はぁ、、、］

と言いながら頭をかく。

すると急に、90°ぐらい頭を下げる。

［Aさん、本当に、すみませんでした。］

［あれからずっと後悔してるんです。あの日は、またバイトで会えるからその時謝ろうと思って引き留めなかったら、Aさんバイト辞めてるし、ほんっとに後悔してるんです。全部俺が悪いです。本当にすみませんでした。］

［でも、俺はまだAさんのこと、本気で好きです。好きじゃ無かったらあんなことしません。ここに来るのも、すごく時間かかりました。でもAさんタピオカ好きだったなって思い出して、ここに来たらいました。もう、付き纏うなんてことはしません。でも、その彼氏に何かされたら、俺にも頼ってください。連絡先のブロック、解除しといてくださいね。じゃ。］

ともう一度軽く頭を下げて、俺の方をチラッと見て向こうへ歩いて行ってしまった。

先程の少し乱暴な彼とは同じ人じゃないみたいにすごく礼儀が正しかった。