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A side
それから私は色々教えるために行き帰りも作間くんと一緒に行った。
お互い学校の話とか、たわいもない会話をして。
でもそれは私にとって久しぶりに異性と接する機会で、緊張していたけれどそれなりに充実していて、楽しかった。
たまに作間くんが用事でバイトを休むときなんて、少し寂しいななんて思うようになって。
恋心は無かったけど、1人の後輩として作間くんを慕っていた。
ある日、いつもと同じように作間くんと帰ろうと2人でお店を出ると、
「え、、うそ、、」
[Aさん。]
何ヶ月ぶりだろう。私が一番会いたくない人が目の前にいて。
「なん、、で、、りょ、、うくん、、」
なんでいるの、??なんで待ってたの、??
なんでここで働いてるって、知ってたの、、、???
[やっと見つけました。ちょっと来てください。]
といって腕を掴まれる。
「やだ!!やめて!!」
と振り払おうとしても男の人の力に逆らえるわけなくて、ぎゅっと強く掴まれたまま。
「っえ、」
振り払うのを諦めようとしたら、反対側の腕もグイッと掴まれ引っ張られた。
『何してるんですか?Aさん、嫌がってますけど、、?』
[お前、誰??]
『俺は、、』
『俺は、Aさんの彼氏です。』
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作者名:有栖 | 作成日時:2020年10月11日 23時