11人と同棲！？

お風呂場事件。 ページ8

カレーは鍋の中も全部、すぐに空になった。
みんなは、それぞれリビングだとか自分の部屋だとか思い思いに過ごしてるみたい。


井上「ちょ、やめろよ〜」

橋本「めっちゃ瑞稀弱いよね。」

テレビを仲良く観てるかと思ったら、くすぐりあいっこしてるし。可愛いかよ。

「みんな、お風呂沸いたけどどうする？」

お風呂が沸いた音がしてみんなに聞くと、シャワーって何個ある？という質問。

「えーっと、多分…5個？だったかな。」

猪狩「じゃあ、HiHi組はピッタリじゃん。ラッキー。」

佐藤「えー、1個足りない。どうする？」

那須「いいじゃん、龍我、一緒に使お？♡」

佐藤「えー仕方ないな。いいよ。♡」

即興でカップル漫才らしきことをする2人。

「ここの2人ってどういう関係よ…(笑)」

藤井「至って普通だから気にしないで。うん。(笑)」

「結構変わったグループだね…。」

苦笑すると、藤井くんも釣られて苦笑してた。

結局、めちゃくちゃ時間がかかりつつも(風呂場でコケたり湯船ではしゃぐ人がいまして)、私が最後に入る時はみんな疲れたのか自室にこもってた。



「はぁ…賑やかだなぁ、ほんと。」

シャワーのカランをひねりつつ苦笑する私。でっかい風呂場にひとりぼっちはちょっと寂しい。

あの11人がいる生活は楽しくなりそう。


お風呂にゆっくり浸かって、無駄に狭い脱衣所兼洗面所に出る。

「ふぅ〜…。」

そして、着替えを手にした時。

"ガラガラガラ"

ハッと、脱衣所の入口を見るとパジャマ姿の高橋くん。

「きゃっ、た、高橋くん！？」

高橋「Aさん！？」

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