幸か不幸か?2 ページ34
家の前にタクシーを止めてもらい、蒼弥くんを支えて家に帰宅した。
ダルそうだったけど、蒼弥くん1人で2階の蒼弥くんの部屋まで上がってくれた。
ベッドに寝転ぶ蒼弥くんに掛け布団をかけてあげる。
猪狩「Aちゃん、色々迷惑かけてごめんね、」
「ううん。明日学校も仕事もなくて良かったね。一緒に病院行こ?」
すごくラッキーな時に風邪をひいたと思う。まあ風邪ひくこと自体ラッキーじゃないって、さっき蒼弥くんに言われたけどね。(笑)
猪狩「…うん。ありがとう。」
熱で少し潤んだ目で私のことを見つめる蒼弥くん。
いつも、面白いことを言ってくれる蒼弥くんだけど、なんだか母性本能がくすぐられた。
「頑張りすぎちゃったのかな。今日明日はゆっくり休もう。おかゆ作ってくるね。」
そう言って、思わず蒼弥くんの頭を撫でてあげると、蒼弥くんはありがと、と恥ずかしそうに呟いた。
猪狩「なんか、嬉しい。」
「ええ?(笑)」
猪狩「いつもさ、Aちゃんって他のメンバーの話したりしてるから。Aちゃんのこと独り占め出来る?って感じで。嬉しい。」
そんなことを言ってくれるなんて思ってなかった。
蒼弥くんは、あんまり干渉して欲しくないタイプなのかと思っていた。若しかしたら寂しがらせていたのかも。
「風邪ひいた時くらい、私のこと独り占めしてね。」
私がにこり、と笑うと、蒼弥くんも口角を上げて、寝るね、と目を閉じた。
私はそんな蒼弥くんを部屋に残してキッチンに向かった。
橋本「ガリさんってそういう可愛いところあるよね〜(笑)」
夕飯の時、みんなにその事を話すと、HiHi Jetsのみんなはニヤニヤして涼くんの言葉に頷く。
作間「何も考えてないように見えて考えてるんだよね。」
「へぇ、意外。」
高橋「だからいっぱい甘やかしてやって。(笑)」
「了解です(笑)」
HiHi Jetsのみんなの言葉に私は頷いて、食べ終わって空になったお皿にごちそうさまを言った。
2階に行って蒼弥くんの様子を見に行くとぐっすり眠っていた。
明日も、いっぱい甘やかしてあげよう。そう心に決めた。
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mi(プロフ) - 朱莉さん初めまして!いつも楽しく拝見させて頂いています。よろしければ蒼弥くんとの絡みを入れて頂きたいです。次の話が更新されるの楽しみにしています。 (2018年11月30日 2時) (レス) id: e91381892b (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - HiHiGirlさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ゆいちごさん» ありがとうございます。出来るだけご希望に添えるようにさせて頂きます! (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - りぃさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
HiHiGirl - すごく面白いです!次の話が更新されるの楽しみにしてます! (2018年9月13日 18時) (レス) id: 859e2768b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱莉 | 作成日時:2018年7月9日 6時