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二人きり。 ページ19

「ここの、(2)がわかんなくて…。」

那須「(1)は出来たんでしょ?じゃあもうあと一息だよ。これは、ここの式をXと…」

ぐっと顔を寄せて那須くんが説明してくれる。私はこんなに近いと思ってなくて心臓が脈を早くうってる。

「あ、わかった。」
ヒントを貰ったおかげでサラサラ解けた。

那須「そう!正解。Aちゃん、飲み込みが早い。」

「へへ、ありがとう。それとね、こっちの大問2も分からなくて…。」

那須「これも同じだよ。ここが少し変化球になってるだけ。」

「あっ…そっか。じゃあ、出来る!」

いつの間にか距離の近さも忘れて勉強に集中してた。


「ふう…。結構解いたね。」

那須「うん。Aちゃんは、教えがいがあるな、ちょっと説明しただけですぐ解けちゃうんだもん。」

「ふふ、そうかな?那須くんが教え方が上手なだけだよ。」

那須「ありがと、一応メンバーとかにはしょっちゅう教えてるからかも。(笑)」

「なるほどね。(笑)」

お互い、ふふって笑って、少し沈黙する。

目の前に並ぶ本たち。これ全部那須くんの本なんだ…。本当に那須くんは頭がいいんだなぁ。

那須「なんか…」

「…ん?」

那須「女の子と二人っきりだと緊張しちゃう。」

照れたように笑う那須くん。

「…わかる、」

私もまたどきどきしてきた。

那須「この家はライバルいっぱいだから…」

「え?」

那須「俺、頑張るね。」

那須くんは笑ってそういった。私にはよく分からなかった。

「う、うん…?」

那須「んーん、なんでもない。」

那須くんは首を横に振って、それから、私の頭を優しく撫でた。

「そ、そっか…。」

ああ、顔が赤い。恥ずかしくてたまらなかった。

お料理。→←お勉強。



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mi(プロフ) - 朱莉さん初めまして!いつも楽しく拝見させて頂いています。よろしければ蒼弥くんとの絡みを入れて頂きたいです。次の話が更新されるの楽しみにしています。 (2018年11月30日 2時) (レス) id: e91381892b (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - HiHiGirlさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ゆいちごさん» ありがとうございます。出来るだけご希望に添えるようにさせて頂きます! (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - りぃさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
HiHiGirl - すごく面白いです!次の話が更新されるの楽しみにしてます! (2018年9月13日 18時) (レス) id: 859e2768b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱莉 | 作成日時:2018年7月9日 6時

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