呼び方。 ページ11
じゃあさじゃあさ、とにこにこした橋本くんが提案する。
橋本「俺のこと、名前で呼んでよ。」
「名前？」
橋本「うん。名前。涼って。」
「え〜、ちょっと、それはなぁ。」
なんか、ちょっと照れくさい。
橋本「照れてるの？可愛いなぁ、もう〜。じゃあ、とりあえず俺は、Aちゃんって呼んでいい？」
「え…うん、いいよ！」
嬉しくって少しにやにやしちゃった。すると、橋本くんはまた可愛いって言ってくれた。
橋本「んー、厳しいなら涼くんでもいいよ？」
「えっと…じゃあ、涼くんって、呼んでもいいかな？」
橋本「うん、もちろん。」
嬉しそうに頷く橋…じゃなくて、涼くん。
「ふふ、涼くん。」
橋本「なぁに、Aちゃん。」
お互いちょっと照れくさくてにやにやしながら、名前を呼び合う。なんか、ちょっと恥ずかしい。
橋本「よいしょっと。」
ベッドに座り込む私の隣に涼くんが、腰掛ける。
「ん？、」
首を傾げると、なんでもないって涼くんは笑って言った。
橋本「この家で、嫌なことあったら、俺に相談してね。きっと大変なこともあると思うし…。Aちゃんの相談は誰にも言わないから。」
涼くんは急に真面目な顔になって私に言ってくれた。
「うん…ありがとう。涼くんがいて心強い。」
笑顔で返すと、んって、短く涼くんは返事をしてベッドから立ち上がり、
橋本「明日もお互い学校あるし、もう寝よっか。」
「うん、そうだね。寝よう。」
橋本「じゃあ、ベッドに寝っ転がって？」
「え？」
橋本「ふふ、いいからいいから。」
私はわけも分からず、ベッドに寝っ転がる。
すると、涼くんは私にそっと掛け布団をかけてくれて、おやすみって言って頭を撫でてくれた。
ゆっくり休んでね。そう言って、部屋の電気をぱちんと消して、部屋から出ていった。
「…。」
そんな涼くんにドキドキして私はしばらく暗闇の中で瞬きをぱちぱちしてた。
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mi(プロフ) - 朱莉さん初めまして！いつも楽しく拝見させて頂いています。よろしければ蒼弥くんとの絡みを入れて頂きたいです。次の話が更新されるの楽しみにしています。 (2018年11月30日 2時) (
レス) id: e91381892b (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - HiHiGirlさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ゆいちごさん» ありがとうございます。出来るだけご希望に添えるようにさせて頂きます！ (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - りぃさん» ありがとうございます。久々に更新させて頂きましたので、読んでくだされば幸いです。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: ed21133e43 (このIDを非表示/違反報告)
HiHiGirl - すごく面白いです！次の話が更新されるの楽しみにしてます！ (2018年9月13日 18時) (レス) id: 859e2768b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱莉 | 作成日時：2018年7月9日 6時
