▽ ページ35
平野side
何とか処置を終えて、今Aはベッドで休んでいる。
そんなに大きな発作ではなく、酸素を付けたら比較的すぐにおさまった。
A「しょ…くん…」
平野「ん？どうした？」
A「みっちー…に…あやまりた…い」
平野「道枝くんに？」
A「(ｺｸｯ」
平野「大丈夫だよ、Aは何も悪くないんだし。」
A「みっち…つれてきて…？」
平野「えっ？それはダメだよ。今は安静にしなきゃ。元気になったら会おう？ね？」
A「今…じゃなきゃ…ダメ…」
Aの目は真剣で、ただワガママで言ってるんじゃなくて本気なんだって伝わってくる。
平野「分かった。でもさっき発作も出ちゃったし、Aの身体も疲れちゃってるから5分だけね？」
A「…うん…」
俺は道枝くんを部屋に呼んだ。2人にさせてあげようと席を外したけど、やっぱりAのことが気になって廊下から聞き耳を立てる。
道枝「Aちゃん…大丈夫やった？」
A「みっち…ごめ…ね？」
道枝「何言うてるん？俺の方こそ、Aちゃんが苦しそうやのに何もしてあげられへんかった。ごめん。」
A「みっちー…は…わるくな…」
道枝「Aちゃん…」
A「みっちー…Aのこと…引いた…？」
道枝「ばか、引くわけないやん。あ、でも…」
A「でも…？」
道枝「俺が守ってやれたらええのになって思った。」
A「…みっちー…」
道枝「Aちゃん、俺、また来るから。今日はゆっくり休み？」
A「…ん…ありがと…」
そう言って病室を出てきた道枝くんの目は少しだけ潤んでいた。
道枝くんは俺を見ると軽く会釈して自分の病室に戻っていった。
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平野くんのお嫁さん - キンブレ病院のみんな いつもは照れて言わないけどいつも支えてくれてありがたいけどもう少しお手柔らかにね (2022年7月4日 23時) (
レス) id: 07d644c9cc (このIDを非表示/違反報告)
ｈｈ - みんなで旅行に行くというのが読みたいです (2021年3月12日 17時) (レス) id: 7f97d85b51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました！面白かったです (2020年6月2日 8時) (レス) id: 6dc3131702 (このIDを非表示/違反報告)
ちさドン♪(プロフ) - らいおん♪さん» しばらく大人しくするのでよろしくお願いします！ (2020年6月1日 21時) (レス) id: 5ded7fc983 (このIDを非表示/違反報告)
らいおん♪(プロフ) - Hanaさん» 了解しました(^^)リクエストありがとうございます！ (2020年6月1日 21時) (レス) id: 5b8145f7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいおん♪
| 作成日時：2020年5月18日 12時
