king＆prince病院のお姫様 (ページ19)

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甘えたさんページ19

永瀬side

ナースステーションには俺と紫耀と海人の3人。

今日はAが朝から熱を出して、岸先生と海人で診察した時にはかなり辛そうだったらしい。

そんな話をしていたらナースコールが響く。

平野「はい、どうしたー？」

A『…ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｯ…』

平野「え？A？どうした？しんどい？」

A『れんくぅん…ｸﾞｽｯ…』

平野「分かった、ちょっと待っててね？」

言わんでも分かる、ナースコールをしてきたのはAさん笑

平野「廉くんご指名です笑」

永瀬「はいはい今行きますよー笑」

ご指名入ったのは嬉しいけどさ、ナースコールの使い方間違ってへん？！笑

まぁ可愛いからいいけどな？

永瀬「Aちゃーん、どうされましたかー？」

A「れんくん…ｸﾞｽｯ…」

永瀬「何で泣いてるん？笑」

A「れんくん、だっごぉ！泣」

永瀬「えぇ？！今お熱でしんどいんやろ？寝とかなあかんやん。」

A「…っ…ふぇっ…泣」

永瀬「あぁ、分かった分かった、抱っこしたるから泣かんとって？ほら、おいで。」

そう言ってAを膝の上に乗せると、俺の背中に手を回してギュってくっついてくる。

そんなAの背中をリズム良くトントンしてあげる。

A「れんくん…っ…ｸﾞｽｯ」

永瀬「どしたん？笑廉くんここおるよ？」

A「…っ…んっ…」

永瀬「Aしんどない？」

A「しんどくなぁい！」

そんな真っ赤な顔で言われても笑

永瀬「おーい、Aちゃーん、起きてる？笑」

A「起きてぅ…ん…」

永瀬「…A…？」

しばらくすると俺に引っ付いたまま寝てしまった笑

俺はそっとベッドに降ろしてナースステーションに戻った。

高橋「あっ、廉！おかえり。A大丈夫だった？」

永瀬「ただの甘えっ子ちゃんやった笑」

高橋「ははっ笑いいじゃん、ご指名までいただいて。」

平野「Aが廉を指名するなんて意外。俺らの方が絶対優しいのにね、海人。」

高橋「それはそう！笑」

…ちょっと待てよ？コイツら今何気に俺のことディスってへんかった？

あ、もしかして指名されへんかったから妬いてるんかな？笑