熱 ページ2
平野side
朝、Aの病室に検温に行くと
平野「あれ、どうしたA。顔赤いね。」
A「…んぅ赤くない…」
平野「ちょっとお熱測ろうか。」
そう言ってAの脇に体温計を挟もうとするけど
A「やぁだ！」
平野「あっ、ちょ、動かない動かない。痛くないでしょ？お熱測るだけ。」
何とか押さえつけながら熱を測る。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
平野「おっ、鳴ったね。何度かなぁ？37,7℃か。A、しんどくない？」
A「…しんどくないもん！！」
平野「分かった分かった笑 でも念のため、先生に診てもらおうね。」
A「やぁ！」
こんならやりとりをしているうちにタイミングよく岸先生が来てくれた。
岸「どした？A顔赤いな。」
平野「熱出ちゃって。今測ったんすけど37,7℃でした。」
岸「あぁ、、ちょっと熱あるな。軽く診察しよっか。」
A「うぇーん泣」
岸先生が近づいただけなのに泣き出した笑
平野「A〜泣かない泣かない、怖くないよ〜？ほら岸先生痛いことするの持ってないよ？」
岸「そうだよA、もしもしするだけだからな？ちょーっと頑張ろう。」
俺が後ろから固定して隙間を作っている間に、岸先生が素早く聴診器を当てる。
A「ふぇーんいたい泣」
岸「えぇ！？嘘でしょ？笑 はい次お口開けてー。はいおしまい、よく頑張りました(撫」
平野「ほら、Aおしまいだって！もう泣かないよ。」
A「…ｸﾞｽｯ…っ…」
泣き止んだところにかわいそうだけど、岸先生が帰るときに俺に耳打ちした。「解熱剤の座薬だけしといて」ってね笑
残念です、Aちゃんあとちょっと頑張りましょう。
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作者名：らいおん♪
| 作成日時：2020年4月29日 16時
