10話 ページ11
チョッパー「お、すげぇ〜！
ゾロも見てみろよ！」
ゾロ「ん？おー、上手く描けてるじゃないか」
チョッパーside
トレーニングをしているゾロの傍で
寝っ転がっていると
Aの絵が目に留まった
青い空を背景に
見事なアラバスタ王国が描かれている
A「まだ未完成だけどね」
チョッパー「え？そうなのか？」
A「アラバスタを歩きながら
細かいところまで描きたいんだ
これは、私の旅の記録でもあるから」
チョッパー「そっか！」
A「・・・」
ゾロ「どうした？」
A「私、絵を描くことしか出来ないから」
チョッパー「そんな事ないぞ！
Aは、絵も上手だけど
お金の管理だってしてくれてるし！
ナミもサンジも言ってたぞ
Aが経理をしてくれるから
安心して航海が出来てるって
無駄遣いとかもしなくて済んでるって！
だから、Aはすげぇんだ！」
A「チョッパー・・・ありがとう！」
チョッパー「そ、そんなこと言われたって
う、嬉しくねぇぞ、コノヤロー」
ゾロ「言ってる事とやってる事、逆だぞ」
A「さっき、海軍に追われてた時
ルフィとエースさんに助けて貰うばかりで
自分では何もできなかったから
それが少し悔しくて、実はちょっと
落ち込んでたんだ」
ゾロ「戦わなくても、世話好きな兄ちゃんが
体張って守ってくれるだろ」
A「お兄ちゃんばかりに頼れないよ
自分で大切なものや人を守らないと」
ゾロside
そう言って、彼女は
真っすぐな目で俺を見つめた
大切なものや人を守りたい
幼い頃の自分が
ふと、頭をよぎる
守れなかった時の悔しさ
大切な人を失った悲しさ
何も出来ない自分に絶望した日々
彼女には、そうなって欲しくない
ゾロ「そう思う気持ちがあれば十分だ
その時がきたら、俺が稽古をつけてやるよ」
気が付けば、そんなことを口にしていた
チョッパー「よかったな、A！」
ゾロ「時がきたら、だぞ」
A「うん！」
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小雪(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます！ (2022年8月20日 23時) (
レス) id: eda80ec8ef (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 新作ありがとうございます!!これからもご自分のペースで更新していってくださいね💪('ω'💪)応援しています。 (2022年8月20日 22時) (レス) id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪
| 作成日時：2022年8月20日 21時
