56話 理 ページ8
Aside
悠仁君が辛そうな
表情をしている
あの時
恵君がしていた表情と同じ
助けてあげたい
笑顔になって欲しい
悟と建人君は、何も言わないけど
思っている事なんて、すぐ分かる
でも・・・
指を鳴らそうとした瞬間
虎杖「Aさん、やめて下さい」
A「え？」
辛いはずなのに
きっと、会いたいはずなのに
悠仁君がそう、呟いた
虎杖「いいんです
確かに、すげぇ良い奴だし
順平の母ちゃんと3人で
飯食った時は、楽しかったし
高専で一緒に過ごせたらなんて
思っちゃったりもしたけど・・・
でも、これは違うと思うから」
五条side
君は、ちゃんと分かってるんだね
一度死んだ人間を
生き返らせるというのは
世界の理を覆すという事
それが例え
自分の命よりも
大切な存在だとしても
七海side
Aさんは優しい
でも、君も彼女と同じくらい
優しいのだろう
「やめてください」
そう言いながら
彼は、拳をグッと握りしめた
五条さんが、彼を助けた理由
Aさんが、彼を生き返らせた理由
その全ての理由が
ようやく、分かった気がした
A「いいの？」
虎杖「はい」
A「えっ・・・」
虎杖「ん？」
A「・・・ごめんね？」
虎杖「Aさんは、何も
悪くないじゃないですか」
A「・・・ごめん」
虎杖「A・・・さん？」
虎杖side
あれ？何でだろう？
Aさんの様子が可笑しい
さっきから
焦点が合ってない、というか
俺に謝ってばかりで
声も震えてる
Aさんは、何も悪くないのに
どうしたんだ？
そう思っていると
彼女は、ゆっくりと倒れた
虎杖「Aさん！？」
床に倒れそうな体を支えようと
急いで腕を伸ばすが
わずかに届かない
やべぇ！
そう思った瞬間
五条「A！」
七海「Aさん！」
五条先生とナナミンが
光のような速さで駆け付け
彼女を支えた
虎杖「五条先生、ナナミン！
Aさん、どうしちゃったの！？」
五条「大丈夫、何もないよ」
虎杖「いや、でも！」
七海「五条さん。彼にも話すべきかと
もう、隠し通すのは無理です」
五条「・・・そうだね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
A(プロフ) - もう続きは書かないのですか？良かったら書いて欲しいです。 (2月19日 22時) (
レス) @page42 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年4月20日 19時) (レス) @page20 id: 3beba11401 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして！五条オチにしたいと考えています。これからも、よろしくお願いします。 (2022年4月4日 7時) (レス) id: be60c4d972 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 小雪さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2022年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小雪
| 作成日時：2021年10月30日 14時
