86話 ページ38
伏黒side
気配が大きすぎるもの
息を潜めているもの
既に呪霊に取り込まれているもの
これは共振だ
取り込まれた呪霊の中で
力を抑えていた宿儺の指が
６月の虎杖の受肉をきっかけに
呪力を解放したんだ
見てくれは同じだが
恐らく少年院の奴より数段
強い！！
伏黒「うっ！」
一瞬、目の前が真っ暗になって
気が付くとAさんが
呪霊と向き合っていた
何秒、気を失ってた？
玉犬は破壊・・・いや、術式が解けたか
確か頭を打ったはずだが
傷跡はすっかり無くなっている
痛みも感じられない
そっか
Aさんが治してくれたんだ
A「恵君、大丈夫？」
伏黒「はい。あいつ、襲ってこないんですか？」
A「うん。私が恵君に術式をかけて
恵君が起きるまで待っててくれたよ」
伏黒「何でそんなこと」
A「恵君、あなたは結界の外に出て」
伏黒「え？」
A「外では、悠仁君と野薔薇ちゃんが
さっきの呪霊達と戦ってる
恵君がいれば、心強いはずだよ」
伏黒「Aさんは？」
A「多分、あの呪霊は少年院にいた呪霊より
知数も高い。私に触れるとマズイって事を
何となく感じ取ってるんだと思う
だから、今まで攻撃を仕掛けてこなかった
それに、私が仕掛けたとしても
距離を取られるだけ」
伏黒「まさか」
A「ここで領域展開をする」
伏黒「！」
A「体術で戦うのも有りだけど
私は悟ほど体術が得意じゃないから
きっと長期戦になる。できれば
後の為に体力は温存しておきたいの」
Aさんが言う
後の為っていうのは
事が全て終わった後に
俺達を治療することだろう
まったく、どこまでお人好しなんだよ
他人の為なら
自分が犠牲になったって構わないんだ
伏黒「でも、領域展開をした方が
体力の消耗が激しいはずです
俺も戦えますから、無理しないでください」
そうは言ったものの
正直、俺が加わったところで
足手まといになるだけだ
だからと言って
Aさんをおいて行く訳にはいかない
五条先生も言っていたけど
嫌な予感が的中しちまった
伏黒「やるしかない」
A「恵、くん？」
伏黒「領域展開、嵌合暗翳庭！」
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A(プロフ) - もう続きは書かないのですか？良かったら書いて欲しいです。 (2月19日 22時) (
レス) @page42 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年4月20日 19時) (レス) @page20 id: 3beba11401 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして！五条オチにしたいと考えています。これからも、よろしくお願いします。 (2022年4月4日 7時) (レス) id: be60c4d972 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 小雪さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2022年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪
| 作成日時：2021年10月30日 14時
