80話 ページ32
五条side
恵との電話を切り
ﾁｯ
と舌打ちをした
またやりやがったな
そりゃあ、僕の引率を
頑なに拒否する訳だ
あー、ムカつく
イライラしながら
隣の部屋のドアをノックすると
「はい」
と、返事をしながら
Aが出てきた
彼女は、風呂上がりなのか
髪は濡れていて、頬がほんのり
赤く染まっている
五条「ちょっといい？」
A「うん、どうぞ
どうしたの？」
そう言いながら
振り向いた彼女の手首を掴み
壁に押し付ける
A「！？」
五条「A、明日の予定は？」
A「な、何？どうし」
彼女の言葉を遮り
少し強い口調でもう一度
五条「明日の予定は？」
と、聞くと
A「明日は、1年の引率だよ」
と、目を逸らして答えた
五条「何で？」
A「え？」
五条「何で僕は行けないのに
Aは行けるの？」
A「それは…」
五条「何か言われたんでしょ」
A「何も」
五条「僕の目を見ながら話して
何言われたの？」
悟の澄んだ瞳が
私をとらえる
A「未来ある若い呪術師の
存在は重要。だから、もし
1年生の身に何かあったら
助けてやってほしい」
五条「ふーん、泣けるね
もちろん、その1年生の中には
悠仁も含まれてるよね？」
A「・・・」
五条「やっぱり」
A「で、でも！私はみんなを助ける！
私の生徒だもん、絶対に！」
五条side
上層部が僕ではなく
Aに引率をするよう命じたのは
今回の任務がヤバイと分かっているから
悠仁が任務で死んだら
丸儲けって考えてるんだろ
最悪、他の1年が死んでも
彼女なら蘇らせる事ができる
僕がいると
悠仁が死ぬチャンスを奪われる
とでも思っているのだろうか
A「私だって分かってる
自分がいいように使われてるって
でも、断っちゃったら
上層部派の呪術師が
動くかもしれないから
悟がいない時は、私が
みんなを守る」
今度は、Aの瞳が
僕をとらえる
五条「守るのはさ
生徒だけじゃない
自分のこともだよ」
なんて、彼女には言えず
僕はただ、Aの頭を
撫でることしか出来なかった
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A(プロフ) - もう続きは書かないのですか？良かったら書いて欲しいです。 (2月19日 22時) (
レス) @page42 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年4月20日 19時) (レス) @page20 id: 3beba11401 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして！五条オチにしたいと考えています。これからも、よろしくお願いします。 (2022年4月4日 7時) (レス) id: be60c4d972 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 小雪さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2022年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪
| 作成日時：2021年10月30日 14時
