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5話 ページ7

名前「・・・」

五条「何で黙ってるの?
  え〜、もしかして言えない?
  幼馴染なのに〜」

名前「前から、興味が」

五条「ん?」

名前「悟が教師やってるの見て
  楽しそうだったから」

五条「へぇ・・・」

名前「・・・」

五条「上の連中に何か言われたんでしょ?」



名前の肩がピクッと動く



五条「本当、名前って嘘が下手だよね」

名前「・・・」

五条「バレバレだよ
  何年、幼馴染やってんのさ」

名前「幼馴染は、こんな事しないもん」

五条「こんなこと?あぁ・・・」



悟はベッドから離れ
落ちていたサングラスを拾うと
近くにあった椅子に腰かけた




五条「これは挨拶だよ
  ほら、僕、海外出張帰りだから」

名前「嘘つき」

五条「悪かったって」

名前「悟は・・・嫌なの?」

五条「え?」

名前「私が教師になること」

五条「僕はさ、名前が教師になる事について
  別にとやかく言うつもりはないんだ
  ただ心配なんだよ」



そう言うと、また立ち上がり
私の隣に腰かける



五条「この世界は残酷だ
  呪霊を祓えるのは呪術師だけ
  だから、雑魚でも大物でも
  見て見ぬふりが出来ない
  僕達みたいな特級呪術師ともなると
  毎日、死との隣りあわせだ
  まぁ、僕は最強だから死なないけど」



彼の言葉を聞くと
ふと、あの会話を思い出す



男「五条悟を・・・・・・するか、否か」




記憶からかき消そうと
左右に頭を振る




五条「え、どうした?」

名前「あ、ううん、何でもない」

五条「でも、これだけは約束して?
  絶対に僕の傍を離れないこと」

名前「悟、私は」

五条「これは譲れない」

名前「・・・分かった」









俯いている名前の顔を
優しく両手で包み


再び、唇を重ねた









でも









何度、唇を重ねようと









僕達は









まだ









“幼馴染”のまま

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ゆかり(プロフ) - はじまして、更新楽しみです (2021年10月26日 5時) (レス) @page48 id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2021年6月13日 0時

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