【呪術廻戦】有限の眠り姫1

48話　固陋蠢愚 ページ50

七海side


なぜ、こいつは
名前さんを仲間にしたがる？


本当に、彼女の術式に自分の術式が
通用するのかを試したいだけなのか？


待て、そもそも
なぜこいつは、名前さんの
術式を知っている？


それに、蘇生出来る事さえ知っていた


もしかして、こいつは・・・



真人「考え事？」

七海「・・・ハァ」



腕時計を確認すると
既に18時を回っていた



七海「残念ですが・・・ここからは
　 時間外労働です」

真人「時間外労働？時間による縛り
　 さっきまでは、自分の呪力を
　 制限していたのか！面白い！」

七海「私の術式は、対象を線分した時
　 ７対３の比率の点を強制的に弱点と
　 するものです。線分するのは、全長や
　 ウイングスパンだけではありません
　 頭部、胴、上腕、前腕などの
　 パーツまで対象として指定できます
　 そして、この術式は生物以外にも
　 有効です」

真人「術式の開示、本気だね」



七海side


この呪霊の祓い方、現時点で
考えうるのは一つ

呪霊の呪力が尽きるまで、ダメージを
与え続ける

だが、こちらは
あまり現実的ではない


二つ目は、全身を一撃で
粉々にする！



七海「十劃呪法、瓦落瓦落！」

真人「何てパワー！いや、それより
　 呪力が走った、まさか！
　 破壊した対象に呪力を込める拡張術式！
　 相打ち覚悟の広域攻撃
　 これはさすがに、避けた方がいいかな」

七海「一旦退きます
　 脚、早く治した方がいいですよ
　 お互い生きていたら、また会いましょう
　 あ、一つ確認したい事があります
　 なぜ、名前さん事を知ってるんです？」

真人「あー、何でだっけな
　 また会った時に教えてあげる
　 君も早く手当てした方がいいよ」

七海「ご心配なく」




伊地知side


虎杖君が、想定外な事に
吉野順平と親しい関係になってしまった

これから、晩飯と映画って


マズイ、非常にマズイ


こんな事
ちゃらんぽらんな五条さんなら、まだしも


大人オブ大人の七海さんに
叱られたら、私は多分、泣く！！


その時、スマホが鳴った
通知の相手は、七海さん



あ、終わった

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