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42話 ページ44

七海side


五条さんから、届いた
突然のメール


五条七海元気〜?

五条15時、駅前の喫茶店な!



何て勝手な人なんだ
こっちの都合はお構いなし


多少、イライラしたが
気付けば、約束時刻の15分前には
席に座り、コーヒーを飲んでいた



この人からの連絡は
何か裏がある。それはもう、絶対に

これだけは、断言できる


まぁ、任務を代わって欲しい
そんなどころか


しばらくして、腕時計を確認すると
約束時間を大幅に過ぎていた


これも日常茶飯事


あの人がまともに
約束時間に来る訳がない


よくあんな性格で教鞭をとってるな


けど、今更
時間を守れなんて言うつもりはない


言ったって無駄


そもそも、常識人は
自ら提示した約束時間を破ったりしない


そんな事を思っていると



五条「お疲れサマンサ〜!」


ムカつくくらいの笑顔とでっかい声で
俺の前に現れた


七海「五条さん、ここは店の中です
  他の客の迷惑になるので、大声は
  控えて下さい」

五条「久しぶりに会ったのに、お説教からの
  始まりなんて、七海もブレないね〜」

七海「・・・」

五条「まぁまぁ、そんな怒んないでよ
  今日は、大事なお願いがあるんだ」

七海「何です」

五条「任務に行ってほしんだよね」

七海「まぁ、だいたいそんな事だろうと
  思ってましたよ。直近の事件から
  推測して、キネマシネマで起きた
  事件についてでしょう」

五条「さっすが〜!」

七海「早速、現場に行って
  調べてみます。では」

五条「待って待って、話は最後まで聞こうね
  虎杖悠仁って知ってるでしょ?」

七海「ええ。宿儺の指を飲み込み、死刑に
  なるところを、あなたが無理矢理
  高専に入学させた少年ですよね?
  残念ながら、先日の任務で亡くなったと
  聞きましたが」

五条「それが、生きてるんだよね」

七海「は?」

五条「名前が術式を使って、蘇生させた
  その代償で彼女は眠ってるけど
  七海には、今回悠仁と一緒に任務に行って
  彼を指導して欲しい。よろしくね〜」

七海「は?」

五条「ここで待ってるから!」


そう言うと、彼は店を出て行ってしまう


腕時計を見ると、時刻は17時20分




七海「時間外労働・・・やっぱり
  呪術師はクソだな」

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ゆかり(プロフ) - はじまして、更新楽しみです (2021年10月26日 5時) (レス) @page48 id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2021年6月13日 0時

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