【呪術廻戦】有限の眠り姫1 (ページ42)

今日:4 hit、昨日:24 hit、合計:136,324 hit

40話ページ42

虎杖「もっとこう、褒めて
　伸ばすとかさ」

七海「褒めも貶しもしませんよ
　事実に即し、己を律する
　それが私です。社会も同様であると
　勘違いしていた時期もありましたが
　その話はいいでしょう
　追いますよ」

虎杖「おす！気張ってこうぜ！」

七海「いえ。そこそこで済むなら
　そこそこで」

虎杖「あら」

七海「行きましょう」

虎杖「ああ・・・何か、かみ合わないな
　撃てど響かず」

～回想～

五条「今回、僕は引率出来なくてね
　でも安心して。信用できる後輩を
　呼んだから。脱サラ呪術師の
　七海建人君で～す！！」

七海「その言い方やめて下さい」

五条「呪術師って変な奴多いけど、こいつは
　会社勤めてただけあって、しっかり
　してんだよねぇ～。1級呪術師だし」

七海「他の方もあなたには
　言われたくないでしょうね」

虎杖「脱サラって、何で初めから呪術師に
　なんなかったんすか？」

七海「まずは挨拶でしょう
　はじめまして、虎杖君」

虎杖「あ、はい。はじめまして」

七海「私が高専で学び、気付いた事は
　呪術師はクソという事です！」

虎杖「え？」

七海「そして、一般企業で働き気づいた事は
　労働はクソという事です！」

虎杖「そうなの！？」

七海「同じクソなら、より適性のある方を
　出戻った理由なんて、そんなもんです」

五条「暗いねぇ」

虎杖「ねぇ～」

七海「虎杖君。私と五条さんが同じ考えとは
　思わないで下さい。私はこの人を
　信用しているし、信頼している
　でも、尊敬はしてません！」

五条「ああん！？」

七海「上のやり口は嫌いですが、私は
　あくまで規定側です
　話が長くなりましたね
　要するに、私もあなたを術師として
　認めていない。宿儺という爆弾を
　抱えていても己は有用であると
　そう示す事に尽力して下さい」

五条「名前は彼の事、認めてくれたよ～？」

七海「あなたが上手く丸め込んだのでは？」

五条「酷っ！」

七海「まぁ、名前さんが認めたとしても
　私が認める理由にはなりませんよ」