【呪術廻戦】有限の眠り姫1 (ページ39)

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37話ページ39

五条「ご自由に。こっちも
　長話するつもりはないよ」

三輪「(しゃべっちった！ていうか
　名前さん、眠ってるんだ
　会いたかったなぁぁぁ)」

五条「昨晩、未登録の特級呪霊2体に襲われた」

楽巌寺「ほう、それは災難だったのう」

五条「勘違いすんなよ。僕にとっては
　街でアンケート取られたくらいの
　ハプニングさ。その呪霊たちは
　意思疎通が図れたし、同等級の仲間も
　まだいるだろう。敵さんだけじゃない
　秤に乙骨、そっちの東堂。生徒の
　レベルも近年、急激に上がっている
　去年の夏油傑の一件
　そして、現れた宿儺の器」

楽巌寺「何が言いたい？」

五条「あんたらが、しょうもない地位や伝統の
　為にせき止めていた力の波が
　もう、どうしようもなく大きくなって
　押し寄せてんだよ。これからの
　世代は、特級なんて物差しじゃ測れない
　牙をむくのが僕だけだと思ってんなら
　痛い目見るよ、おじいちゃん」

楽巌寺「少し、お喋りがすぎるのう」

五条「怖～、言いたいこと言ったから帰ろ
　あ、もし名前が起きたとしても
　絶～～対に教えてあげないからね！！」

楽巌寺「ﾌｯ、小僧が
　三輪、茶を買って来ておくれ」

三輪「あ、はい！」

～名前の部屋～

五条「名前～！調子はどう？？」

そう言いながら、勢いよく
扉を開けても、返事は返ってこない

もう何日経つのだろうか

まだ目を覚まさない
そんな気まぐれな君を
見つめながら、手を握る

ただ、心臓が動き
呼吸をしている事に毎日
胸をなでおろすだけ

五条「名前。悠仁が少し強くなったよ
　これから任務をこなして
　基礎や応用を身につけたら
　交流会で派手にお披露目だ
　君も、そんな彼の姿を見たいだろ？
　だから・・・」

名前「んっ・・・」

僕の想いが届いたのかな？

いや、君は気まぐれだから
そうとも限らないね

五条「おはよう、名前」

名前「ふふふ、おはよう」