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30話 ページ32

家入「ああ、報告修正しないとね」

五条「いや、このままでいい」

家入「ん?」

五条「また狙われる前に悠仁に最低限の
  力をつける時間が欲しい
  硝子、悪いが記録上、悠仁は
  死んだままにしてくれ」

家入「え?じゃあ、虎杖がっつり匿う感じ?」

五条「いや、交流会までには復学させる」

家入「なぜ?」

五条「簡単さ。若人から青春を取り上げるなんて
  許されていないんだよ
  何人たりともね」



〜名前の部屋〜

コンコン


家入「名前、入るぞ」

五条「お邪魔しま〜す」

家入「全く、無茶しやがって」

五条「本当だよね〜」

家入「でも、名前のおかげで虎杖は
  死なずに済んだし、責めれないな」

五条「あぁ。責めるべき存在は俺だよ」

家入「・・・」

五条「で、どう?」

家入「うん。良くも悪くもないって感じだな
  あんたも分かってると思うけど
  これ以上、術式を使ったら名前は」

五条「分かってるよ、誰よりもね」

家入「それに、さっき虎杖から聞いた話」

五条「名前が宿儺の生得領域に入って来た
  つまり、宿儺と何らかの会話を交わした
  可能性がある」

家入「何を話してたんだろうね」

五条「口づけまでしたらしいからね」

家入「は!?」

五条「あれ?言ってなかった?
  恵が言ってたんだよね、名前が
  宿儺に口づけされてたって」

家入「どういうこと!?
  宿儺は、人間の女・子どもを殺す事を
  快楽としている呪いの王でしょ!?」

五条「さぁ、僕にもさっぱり」

家入「あんた、よく平気でいられるわね」

五条「そう?」

家入「本来なら、名前の術式によって
  虎杖はその場で蘇生していたはずだ
  だけど、数日経ってから生き返った
  これは、術式が鈍ったとかの問題じゃない
  名前自身、つまり体の問題」

五条「使わせないつもりだったんだけどね」

家入「あんたがその場にいても名前は
  使ってたわよ。そういう子でしょ?」

五条「・・・だけど、名前が弱ってきているのは
  紛れもない事実だ」

家入「必要以上に蘇生し過ぎたのよ」

五条「したんじゃない。させられてたんだ
  ・・・もう名前には時間がない」

家入「・・・早く起きなさいよ」

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ゆかり(プロフ) - はじまして、更新楽しみです (2021年10月26日 5時) (レス) @page48 id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2021年6月13日 0時

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