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135話 無限ループ ページ37

〜回想終了〜


嶋田side


その夜
教えてもらった岡部の住所まで行くと
部屋の明かりは消えていた



家の前で岡部の帰りを待つ





何時間待っただろうか





結局、岡部は帰ってこなかった





〜赤嶺中・職員室〜


阿部「はい、お先〜」

古賀「新津、保護者アンケートの
  まとめ終わったか?」

新津「もう少しでお渡し出来ると思います」

古賀「なら〜、その勢いでこれも頼むわ」

新津「あっ、すみません
  今日はこの後、教材研究をしようと思ってて」

古賀「おいっ。忙しいのはお互い様だろ
  荒井先生、副担任借りちゃっていいですか?」

荒井「どうぞ〜、どんどん鍛えてあげて〜」

古賀「お許しも出たぞ」

新津「・・・分かりました」

荒井「まとめよろしく!お先〜」

新津「お疲れ様でした・・・」


〜しばらくして〜


柴田「新津、9時だぞ。校舎でないと」

新津「もうこんな時間か」

柴田「何、持ち帰り?」

新津「色々重なっちゃって
  それに、今年から部活の顧問も持ったから
  その勉強もしないと」

柴田「演劇一筋だったお前が、卓球部の顧問だもんな」

新津「本当だよ(笑)」

柴田「お前、大丈夫?何か手伝おうか?」

新津「いやいや、これも勉強だから」

柴田「名前先生と小川先生がいたら・・・」

新津「いつまでもお二人に助けてもらう訳には
  いかないし、自分でやらないと」

柴田「・・・無理すんなよ」



〜王様の味〜



柴田「いくらなんでも、見てられませんよ
  一つ仕事終えたと思ったら、また次のふられて
  あれじゃ、仕事の無限ループですから」

浅村「・・・」

柴田「先輩、聞いてます?」

浅村「あ〜、ごめんごめん。新津君がね」

柴田「古賀先生酷いっすよ!自分の仕事全部
  押し付けて。荒井先生も学年主任のくせに
  全然止めないし」

浅村「そっか、君ら同期か!」

柴田「はい。プラス小中高一緒の腐れ縁ッスよ」

浅村「それは知らなかった」

柴田「あいつ子どもの頃から委員長とか?
  合唱コンの指揮とか全部やらされて
  まぁ、断るより引き取った方が楽って
  考えるタイプなんすよ。だから心配で」

浅村「まぁ、だけど本人がやるって言ってるんでしょ?」

柴田「言わされてるんですよ!」

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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時

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