【青のＳＰ】truth3

123話　誘拐 ページ25

西田「ねぇ、嶋田先生って
　 今日で最後なんでしょ？」

名前「うん、そうだよ」

西田「もう生まれるの？」

名前「後少しでね」

西田「へぇ〜、なんか不思議
　 お腹、触ってみてもいい？」

名前「ふふふ、どうぞ」

西田「あっ、なんか動いた！」

名前「西田君に挨拶してくれたね」



西田side

と、その時
1台の車が俺達の前に停まった

そして、2人の外国人が近寄ってくる



ジュワニ「君、西田？」

西田「何だよ」

名前「どなたですか？」



嶋田先生が俺を庇うように
前に出る



ルイス「俺達、アレンのダチなんだけどさ
　 ちょっと聞きたい事あってね」

西田「ちょ、離せよ！！」

名前「やめて！！」

ルイス「この女、どうする？」

ジュワニ「一緒に連れて行こう」

ルイス「わかった」

西田「やめろ！嶋田先生に触んな！！」



西田side

こいつらがアレンの友達！？

嶋田先生を守らなきゃ！


そう思いながら
必死に抵抗するけど、掴まれた両腕が
ピクリとも動かない


西田「嶋田先生！！逃げて！！」


名前side

このままじゃ、西田君が危ない
隆平に知らせなきゃ！！


スマホを取り出して
震える手で連絡をしようとした時


名前「んっ！？」


西田side


外国人の1人が嶋田先生に近寄り
ハンカチを口に当てると
嶋田先生は意識を失ってしまった


そして、そいつは軽々と嶋田先生を
抱きかかえ、車の中に連れて行った


西田「嶋田先生！！やめろって！！」


何とかしなきゃ！

だけど、結局何も出来ないまま
俺も車の中に放り投げられてしまった

隣には、眠っている嶋田先生


くそ！！！




助けて・・・




深山side


いつも静かな道が何やら騒がしい

なんだ？
そ〜っと階段の下から覗くと


西田と嶋田先生

そして

屈強そうな外国人2人が何やら
揉めている


すると、嶋田先生が車の中に連れて行かれ
抵抗していた西田も車の中に放り投げられた



あっという間に消えた2人


こ、これって、ゆ、誘拐？！！？



〜赤嶺中〜


深山「おい！西田と嶋田先生攫われたんだけど！」

生徒達「え！？」

深山「マジで本当だって！」

三村「っ！」


〜職員室〜

三村「嶋田さんいますか！？」

一ノ瀬「校内パトロール中じゃないかな？」

楓「どうかしたの？」

三村「西田と嶋田先生が連れて行かれた」

柴田「誰に！？」

三村「分からない。何かヤバそうな人
　 アレンの知り合いだって」

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