121話 嫌い ページ23
〜公園〜
涌井「家行ったけど、いなかったから」
アレン「・・・」
涌井「もしかして、またあいつらと一緒にいるの?
マーカスとかと」
アレン「もういい。どうでもいい」
涌井「何言ってんの?」
アレン「何でみんな分かってくれないんだよ!
どうすればいいんだよ!ふざけんなよ!」
涌井「・・・」
〜アレンの自宅前〜
柴田「来た!アレン来ました!」
名前「アレン君」
柴田「どこ行ってたんだ!?どうした、その傷」
アレン「・・・」
柴田「おいおい、ちょっと待て!」
アレン「ほっといてよ!」
名前「アレン君。一つだけ教えてくれる?」
アレン「なに?」
名前「西田君のこと、嫌い?」
アレン「・・・」
柴田「名前先生」
名前「嫌い?」
アレン「・・・い」
柴田「え?」
アレン「嫌い・・・嫌いだ!」
名前「・・・」
〜その夜〜
嶋田「ただいま」
名前「おかえりなさい!」
嶋田「・・・」
名前「隆平、怒ってる?」
嶋田「別に」
名前「怒ってるって顔してる
・・・ごめんなさい」
嶋田「・・・ハァ
あのな、自分の身体の事をもっと考えろ
生徒のために尽くそうとするのはいいけど
それで自分自身に何かあったら
タダじゃ済まないだろ」
名前「・・・うん
でも、私には隆平がいるから
何かあったら、助けに来てくれるでしょ?」
嶋田「全く、お前は(笑)
で?アレンから何か聞けたのか?」
名前「ううん、何も」
嶋田「まぁ、そうだろうな」
名前「彼、西田君のこと嫌いだって」
嶋田「そう言ったのか?」
名前「うん。西田君のこと嫌い?って聞いたら
嫌いって言ってた」
嶋田「そうか。それは、真実なのか?」
名前「・・・分からない
でも、私は本人の言葉を信じるだけだから
嫌いだとしたら、そうだと受け止める」
嶋田「・・・大変だな、養護教諭っていうのも」
名前「あっ、柴田君から聞いたよ
許可してもらえる代わりに条件があったって
条件って何だったの?」
嶋田「・・・秘密」
名前「え〜、ズルい!」
〜回想〜
柴田「条件ですか?」
嶋田「名前を守れ」
柴田「はい?」
嶋田「それが条件だ」
柴田「・・・任せて下さい!」
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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時