【青のＳＰ】truth3

114話　襲撃 ページ16

〜次の日・職員室〜


美津子「市原君は、打撲だそうです
　 全治は1週間程。今は検査入院のために
　 病院にいて、嶋田さん達が聞き取りに
　 行ってくれています」

柴田「犯人は誰か分かってるんですか？」」

浅村「ううん」

楓「誰がそんな酷い事を」

阿部「犯人は、市原を狙ったのか？」

浅村「人気のない所までつけて行ったそうです」

荒井「１人になるのを狙ったって事？」

古賀「用意周到ですね」

一ノ瀬「でも、何で市原が」

新津「そこまでするって事は
　 何か恨みとかですか？」

阿部「恨み？何の？」



嶋田side


昨晩、赤嶺中の生徒が
何者かに襲われたという報告が入り
名前と三枝の4人で病院に向う


隣には、不安そうに
お腹に手を当てながら
何とか震えを止めようとする名前

少しでも落ち着いてもらえれば
そんな思いで、自分の手を重ねた



三枝「病院、着きましたよ」

嶋田「降りるぞ」

名前「・・・」

三枝「名前さん、ここで待ってますか？」

名前「ううん、行く」



〜病室〜


三枝「おっ、良かった。大した怪我じゃなくて」

市原「誰？」

名前「三枝さんだよ」

三枝「俺、少年係。嶋田さんの後輩」

市原「あ〜。てか、何で嶋田先生もいんの？」

名前「市原君が襲われたって知って
　 私も話を聞きたかったの」

市原「そっか、嶋田先生がいると
　 何か安心するから、来てくれて良かった」

三枝「襲われた時の事、教えてくれる？」

市原「アレン」

三枝「アレン？」

市原「アレンにボコられた！」

三枝「誰？」

嶋田「赤嶺の生徒」

市原「あいつ捕まえてくれよ！」

嶋田「どうして、アレンだと言い切れる？」

市原「見たんだよ！殴る手が見えた！」

三枝「いや、手だけじゃ分かんないでしょ」

市原「分かるんだよ！手が黒かった！」

名前「他に何か見てない？」

市原「なんか、布みたいなの被せられて
　 蹴られたりしたから、顔までは・・・
　 でも！布の隙間から手が見えたの！」

名前「声は？」

市原「声も分かんない」

三枝「うーん、手か」

市原「絶対、あいつの仕業だって！
　 嶋田先生は俺の話、信じてくれるだろ！？」

嶋田「嶋田先生は妊婦だ
　 腕や体を掴んで揺らすのはやめろ」

三枝「一旦落ち着こう、な？」

市原「本当だよ・・・黒かったんだよ・・・」

嶋田「・・・」

115話　ダサい→←113話　否定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す