愛を叫べ4 (ページ49)

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196話　駆けつけヒーローページ49

ガタン！！ドン！！

大野「え？何の音？」

相葉「もしもーし？
　名前、どうしたの？」

名前「来ないで！！」

ガタン！

櫻井「名前！？」

男「なんでだよ！！」

名前「いや！！助けて！！」

相葉side

突然、名前からの電話
しかもそれは、グループ電話だった

面白そう、そう思った俺たちは
一斉に電話にでてみた

電話に出た瞬間
ガタン！！ドン！！っていう大きな音

その音で俺達は
ただごとじゃない事を察した

そして、男の声と名前の叫び声

助けて

その言葉を聞いた俺たちの体は
気づけばもう、名前の家に向かって
全速力で走っていた

松本「名前！！！」

二宮「翔さん、警察！」

櫻井「もうやってる！！」

大野「お前誰だ！！」

男「離せ！！」

相葉「名前、大丈夫！？」

名前「はぁ・・・はぁ・・・」

櫻井「もしかして、電話の犯人？」

二宮「うちのあだ名に何した」

男「俺は！！俺は！！何も悪くない！」

二宮「そんな事聞いてねぇんだよ
　何したって聞いてんだよ！！」

相葉「待って、もしかして
　佐藤くん？」

大野「相葉ちゃん、知り合い？」

相葉「うん、中学の同級生」

二宮「なるほど、だから電話番号も知ってたわけだ」

男「よぉ、相葉
　久しぶりだな」

相葉「お前、何してんだよ」

男「お前はいいよな
　いつも名前の傍にいられて
　家も隣同士、同じ職場で同じグループ
　俺はな、名前に近づきたかった
　俺だって一緒にいたかった
　だから、仕方なかったんだ」

相葉「仕方なかった？」

松本「お前、さっきから勝手なことばっか
　言ってんじゃねぇよ」

大野「松潤、落ち着けって」

櫻井「近づきたい、そんな理由で
　名前がどんだけ苦しんでたか
　お前に分かるのかよ」

名前「いいから・・・」

相葉「え？」

名前「もう・・・いいから」

男「名前・・・もしかして俺の事」

二宮「そんな訳ないだろ」

相葉「もう来ないでって事だよ
　もう二度と、名前に近づくな
　顔も見せるな、声も聞かせるな」

名前「相葉ちゃん・・・」

男「俺は！」

(サイレンの音)

二宮「後は、警察に聞いてもらえ」