【コード・ブルー】青空日和7

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〜藤川宅〜

藤川「なぁ、はるか」

冴島「なに？」

藤川「今日、苗字が復帰するって
　 聞いてた？」

冴島「ううん、聞いてない
　 私も凄く驚いた」

藤川「そっか〜
　 白石も聞いてなかったみたいなんだよな
　 でも、ちょっとずるいよな」

冴島「どうして？」

藤川「みんながピンチの時に現れてさ
　 やっぱ、かっこいいね〜」

冴島「なに、嫉妬してるの？」

藤川「ちょっとだけな」

冴島「あなただってみんなには内緒で
　 こっそり退院してたじゃない
　 患者の処置もしたし、十分みんなの
　 役に立ったと思うわ」

藤川「いや、でもなんかさ
　 ギリギリの状況で選択を迫られてる時に
　 現れた方がこう、おぉ！ってなると思うんだよね
　 あいつ、初療室出る時に何も話さなかったけど
　 俺に任せろって背中が言ってるみたいで
　 帰って来たんだって嬉しくなった」

冴島「確かに、苗字先生が戻って来た事で
　 多くの患者を救う事ができた
　 でも、私はあなたが戻って来た時も
　 凄く嬉しかったわ」

藤川「え？」

冴島「あなたはみんなを笑顔にさせてくれる
　 そういう人が1人でもいるだけで
　 全然違うと思うの
　 それに、あなたは一番私の事を分かってくれる
　 凄くいいパートナーだと思ってる
　 仕事場でも・・・プライベートでも」

藤川「はるか・・・」

冴島「だから、あなたは苗字先生なんかに
　 嫉妬しなくていいの
　 じゃあ、明日も早いから寝るね
　 おやすみ」

藤川「・・・えへへ
　 今日さ！一緒に」

冴島「寝ません」

藤川「はい」

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