【コード・ブルー】青空日和5

194 ページ3

緋山said

医者は大抵、友達がいない
会えるのは患者か医療関係者だけ

〜エレベーター〜

白石「緋山先生、いくら何でも冷たすぎない？」

藍沢「俺は緋山と同感だ」

白石「はい？」

藍沢「お前が騒いでも何も解決しない」

ウィーン

白石「何よ！！」

〜緋山と名前〜

名前「緋山！」

緋山「名前？なに
　 白石に謝れって？」

名前「いや、違う」

緋山「じゃあ何よ」

名前「お前、隠してることあるだろ」

緋山「！？」

名前「堀内さんの件で何かあったのか？」

緋山「・・・別に」

名前「嘘だな
　 俺が何年お前と一緒にいると思ってるんだよ」

緋山「何年って、フェロー時代だけでしょ」

名前「でも、嘘ついてる事ぐらいすぐ分かるよ」

緋山「・・・はぁ
　 あんたは騙せないね」

名前「・・・」

緋山「堀内さんのラインとる時
　 針が指に刺さった・・・
　 まぁ、大したことないとは思うんだけどね！」

緋山side

そう言って、その場を後にしようとしたら
苗字に手首を掴まれた

驚いて振り払おうとしたが
案の定、そう簡単にはいかない

緋山「なに！離して！」

名前「行くぞ」

緋山「はぁ！？どこに？」

名前「採血だよ
　 それで、保健所にお前のサンプルも出してもらう」

緋山「やめてよ！別にそんな」

名前「お前はバカか！！」

緋山「っ！！」

名前「もし感染症だったらどうする！？
　 命に関わるようなことだったら？
　 怖いのも分かるし、不安なのも分かる
　 でも、お前は医者だろ！？
　 人を救う事が仕事だろ！！
　 そんなに自信あるなら採血して、検査結果
　 俺に見せつけてみろよ！
　 緋山、逃げんな！！」

緋山「・・・」

195→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す