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緑side
ガラガラと昨日も見た横開きの扉を開ける。
昨日と同様の暖かい雰囲気の店内が、昨日はキラキラと輝いていたのに開店前ということもあってか少し落ち着いたものになっていた。
「お邪魔しまーす、」
橙「お!やっほもんち!」
人気のない店内に恐る恐る声をかければ奥から清掃道具を持ったままひょっこりと顔を出したのは照史。
昨日は結局3時頃まで店にいて、そこからタクシーで帰ったためあまり寝ていない上に清掃も全然しないまま放置してしまったのだと笑っていた。
橙「なにのむ?」
「水でええよ」
橙「まぁそう言わんと!
はまちゃんもソフドリ飲んでええよーって言ってくれてたしなんでも言ってや」
「じゃあー…烏龍茶で!」
「わかった。待ってて」と景気よく笑い奥へまた消えた。
照史の先程の発言からしてきっとこの場には照史しかいないのだろう。
2人でまじまじ話すなんて学生の頃ぶりでなんだかどきどきしてしまう。
橙「おまたせ〜」
「ありがとう!」
テーブルの上には2つの烏龍茶が置かれた。
座ったと同時に世間話を初めてなんだか懐かしい雰囲気に頬が緩む。
今日は、照史に呼び出されたのだ。
だから朝一で帰るつもりだったけど夕方に帰ることにした。
何かしら話があるのだろうがなんの事か皆目見当もつかない
橙「もんち、」
きた。って、直感でわかった。
思わず肩に力が入る俺とは対照的にそれはまぁ優しく暖かい笑みを浮かべている事にまたも疑問が浮かんでくる。
そんなにかしこまった話でもないのだろうか。
橙「しげに告白されたんやって?」
「ぇ……」
「なんで、それ知ってる、の!?」
思わぬ照史からの言葉に目に見えて動揺してしまった俺。
ニヤニヤといたずらっ子のように笑っていた照史の顔は次第に「わかりやすすぎ!」大きな笑い声をあげた。
橙「なんか2人がいー雰囲気やったからなんかあったんかなって吐かせてん」
「あぁ、なるほど、」
なんで知ったかの経緯まで話してくれたが俺は自分の頬の熱さばかりに意識が行ってしまいもうどうでもよかった
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しいたけくじら(プロフ) - ゆきのさん» 本当に更新遅くなってしまって申し訳ないです😭待ってましたなんて…!嬉しいありがとうございます🥲流星なら芸能人さながらになっているだろうなぁと思いまして笑駅の注目浴びちゃうと思いますよ笑 (10月25日 20時) (レス) id: 849b90b2d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - わーい🙌更新待ってました!流星の登場が、絵に描いたように頭に浮かんで笑いました(笑 めちゃくちゃ目立つだろうなぁ…。 (10月16日 9時) (レス) @page24 id: 1904c4fab9 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけくじら(プロフ) - ゆきのさん» 赤くんは緑くん一筋なので!全力で振り向いて欲しいので頑張ってます✊🏻❤️🔥きゅんきゅんしてもらえて嬉しいですー!!🤍 (9月13日 21時) (レス) id: 673e1858cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - あーん。赤くんの、緑くんが受け入れ易いような言い回しを選ぶところも、ちゃんと気持ちを行動で示そうとしてくれるところも、めっちゃキュンキュンするー!! (9月8日 23時) (レス) @page13 id: 22105fbc41 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけくじら(プロフ) - ねむちゃさん» じたばた緑くん可愛いですよね!超絶一途赤めちゃらぶ🫶🏻えぇ、!?!?嬉しい…😭ありがとうございます!😭 (9月8日 20時) (レス) id: bbab0b71b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しいたけくじら | 作成日時:2023年8月26日 20時