愛の行方 【JW赤×緑】

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青「よっ」
「うぉ、びびった！
久しぶり流星」


駅の改札前。

スマホを片手に暇を潰していると突然名を呼ばれてびっくりする。


振り返ればそこに居たのはかつての旧友の1人。流星。


「流星さ…」
青「ん？」
「芸能人にでもなったん？流星のくせに！」
青「くせに！ってなんやねん！」


キャリーケースを引きながら現れた青年。
スラリと高い身長と足。
芸能人さながらのオーラと、トドメのサングラス。

こんなの芸能人まったなしやんけ。


青「そういやお前大丈夫なん？」
「え、なにが」


改札から移動し、駐車場に止めてあった車に乗り込む。
流星は当たり前のように後部座席に荷物を置き、助手席に座った。
声をかけたと同時にちらりとこちらを向いた気配がわかる。

運転中だからちゃんと顔は見れないがどこか伺うような心配そうな、流星とは思えないような妙な気まづさを醸し出している


青「神ちゃん。彼氏、できたんやろ？」
「あぁ、それな」
青「なんや思ったより普通やん」
「なにつまんなそうにしてんねん！」


先程の顔とは一変。つまんなそうな反応をとり、どかっと再度深く座り直した流星

なるほど彼氏が出来たのは知っているが別れたのは知らないらしい。


「まぁー俺から言うのもなんやけど別れたらしいで」
青「え！？そうなん！？チャンスやんしげ！」


少しテンション高めにそういう流星は俺が神ちゃんの事を恋愛的に好きだと言うことを知っている1人。

なんとなく最初から分かっていたらしく、俺が詰められて白状したのをきっかけにいい相談相手になっていた


「だからこの前告ったで」
青「ほぁ〜〜〜…そうなんや…いけそう？」
「まだわからん、」
青「ふぅーん？」
「ニヤニヤすんなやきっしょい！」

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