愛の行方 【JW赤×緑】

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緑「俺の方がしげよりごついで？」
「それは無いて。神ちゃん腰とか華奢やもん」
緑「えっち」
「おま！なんてこと、はぁ……
ふん。なんとでもいいや！俺も男やねん！」


とんでもない爆弾を落とされて思春期丸出しの俺の下心がびっくりした。
そんな上気した時にそんな言葉言わんといて欲しい。ほんまにあかんて。


緑「じゃあしげ」
「なに？」
緑「俺に…キスできる？」


は、？


場の時間が一瞬止まったように感じた。
なんてことを言っているのだこの人は。

正気か？と顔を見れば揺らぐことなく俺の言葉をじっと待っていた。

そんなん


「できるに決まっとるやろ」
緑「じゃあして」


なんなんだ。ほんとにまじでなんなんだ！？

正直俺からすればとんでもないチャンス。

お互い酒に酔ってるしキスを願ってきたのは神ちゃんからだ。


このままキスしようが明日の朝には忘れているかもしれないし最悪、酔っていた。とか、大人のズルすぎる言い訳を使えばなんにも言えないだろう。

上目遣いで見つめてくる神ちゃんの肩に手を置いて呼吸を整えようとしている俺も中々酔っているらしい。


緑「しげ…」


そっと閉じられた瞳。

神ちゃんってキス待ちの顔こんなんなんやなぁと、自分の知らない神ちゃんの1面を知れて嬉しかった。


このまま、流されて俺のものになって欲しいと、思ってしまった。

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