25話 ページ25
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「俺は今でもハッキリ覚えてっからな。夏休みだ。ガキのときに、山に行った。お前と」
「……知らない」
「クソヴィランに狙われた。そんときはオールマイトが来てくれたよなァ。」
「……しらない」
「約束したよ、ヒーローになるって、Aと」
「……」
自分でも顔の表情筋が全力で動いたのは分かった。さっきとは打って変わって頭が回転している。そのせいか頭痛もするけど、いや、ストレスの方が優勢だな、とか考えた。
「……わたし、記憶喪失ですか」
「体育祭前にAが遭遇したヴィランが忘却って個性だったらしい。それも全ての記憶じゃない。器用なことに、対象者の大事な部分だけを忘れさせるんだとあの後聞いた」
「は？そんなの初耳だぞコラ！全部じゃねえのか！おい！全部じゃねえのに俺の事シカトしてたんか！」
「……ちゃんと聞いてたか爆豪、大事な部分だけ、っていったんだぞ。理解しろよ」
「待って、待ってください、あの。爆豪くんは最初から私のことを知ってて、あの体育祭後に声をかけたんですか。この事務所に採用してくれたのも昔の顔なじみだから？私の力じゃなくて」
勝手に進む話についていけなくなって、終いにはだんだん腹が立って来た。はっきりわかったことがある。この事務所に受かったワケが。
でも、爆豪くんはワナワナして、顔まで真っ赤だった。
「ハア！？ふざっけんなよ！ほんとお前らいっぺんに喋んなや！理解？してるわ最初から。つまり俺との大事〜〜〜な約束も小中高で面倒見てやったのも消されたんだろ！？次お前、俺が贔屓で自分の事務所に入れると思うか？足手まといはいらねえんだよ、分かれや！ボケ！！」
……褒められたのか？
続く (更新停止中)
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リンドウ - 、さん» ご指摘ありがとうございます。こちらのミスでした。先程フラグを外してきましたので、おそらく二度とこのような失敗は無いと思われます。改めてありがとうございました。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 2a9c58e013 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 1時) (レス) id: cf6480ac5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン堂 | 作成日時：2018年7月27日 1時
