24話 ページ24
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「体育祭以前……？突飛してるものならそれはあるけど」
「じゃあ聞くぞ。個性が初めて出た時のことは。なんで雄英に入ったかは。なんで、ヒーローになったかは。言えるか」
焦凍くんの言葉を受けるけれど、考えても考えても、何故かわからなかった。思い出せない。今まで当たり前にあると思っていた事実が何故かそこにはなかった。顔を上げるのが怖くなって、俯いたまま竦んだ。私の身に何が起きているのか何となく察しがついた気がしたけど、曖昧であるし認めたくなくて気がつかないふりをした。
「俺と初めてあったのはいつだ」
「……？」
「俺と初めて話したのは、俺とした約束はなんだ」
暫く、彼が何を言っているのか、何を言ったのか理解できなかった。頭が回らないことだけははっきりしていた。脳内で爆豪くんのセリフを復唱して、やっと噛み砕いて理解できた。
「初めてあったのは、体育祭が終わった後……そのときに、そう。そのときに、焦凍くんとも会って」
「違う」
眉間のシワが消えない。私も、爆豪くんも。
「ガキんときだ。全部」
「……それこそ、違うんじゃないですか。だって、知らないもん」
「それが違うな。知らないんじゃない、覚えてないんだ」
今度は焦凍くんのターンだ。
「Aは、高校一年の……体育祭前に、ヴィランと遭遇したんだ」
「ヴィランと遭遇したことは、ある。あるけどそれは私がちっちゃなときだ」
「そこに俺もいた」
そう言った爆豪くんと目が合った。
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リンドウ - 、さん» ご指摘ありがとうございます。こちらのミスでした。先程フラグを外してきましたので、おそらく二度とこのような失敗は無いと思われます。改めてありがとうございました。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 2a9c58e013 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 1時) (レス) id: cf6480ac5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン堂 | 作成日時：2018年7月27日 1時
