21話 ページ21
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「う、嬉しいけど、そんなことないよ！どうしたの急に！」
「いや、思ったことが口に出た」
「ストレート！……でも、うん。嬉しい。ありがとう」
「おい。調子乗んなよ、ガキ」
ビクッと肩が跳ね上がる。いつしか存在を忘れていた、雇い主の声だ。恐る恐る声の発生源に体を向けると、暑さのせいか額に汗を滲ませて立っている爆豪くんがいた。いつの間に帰ってきたのだろうか。
「ガキって、Aは俺らとタメだろ」
「あぁ？……そぉか、知らねぇんだもんなあ。コイツはガキだよ」
「お、お茶持ってくるね……。ごゆっくりどうぞ」
居たたまれなくなって、自然な口実を作って応接室を後にした。それより爆豪くんはコスチュームのままだったけれど、よっぽど急いだのだろうか。やはり事前に連絡を取り合ってたのか。いまや応接室ではどんな会話が繰り広げられているか見当もつかないが、一刻も早く爆豪くんに冷たいモノを出さないと減給されても文句は言えないだろう。
「おまえよ、連絡も寄越さねぇで来んなや。ムノーなサイドキックしか対応できねえだろうが」
「無能じゃねえだろ、サイドキックにしてんなら。急に来たのは悪かった。けどお前よりアイツに用があったんだからおあいこだろ」
「はあ？俺んとこの人間だろ、アポ取れや」
「―――」
「―――」
何を言い争っているか定かではないが、何とも入りにくい空気なのは漠然としている。しかしこのままでは、折角の冷えたお茶がぬるくなってしまう。……知らん顔で入ろう。間違いない。
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リンドウ - 、さん» ご指摘ありがとうございます。こちらのミスでした。先程フラグを外してきましたので、おそらく二度とこのような失敗は無いと思われます。改めてありがとうございました。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 2a9c58e013 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 1時) (レス) id: cf6480ac5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン堂 | 作成日時：2018年7月27日 1時
