19話 ページ19
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それはとある日の晴れた昼下がり。デスクの仕事が一段落し、パトロールに赴いている爆豪くん用に冷えた飲み物を用意しようとしたときだ。事務室からの電話が鳴り、受話器を取り、応答する。名を名乗り決まり文句を吐くと、返ってきたのはあわてた様子の声音だった。名前を言うと帰されるかも知れないからもう行くな、とだけ言ってこちら――デスクに向かってきているらしい。応接室の準備はいつでも万端だが、まさかアポイントメント無しで来客がくるとは思ってもみなく、更に名を伏せて来る。まあ本当に危なそうなら事務員が取り押さえるだろうし、恐らく名の知れた人物なのだろうと推測する。これがそういった類のヴィランなら元も子もないが。理解した旨を伝え、手荒に受話器を置いた。気張ろう。
「いま爆豪いねえのか」
「わっ！」
心臓が弾けたと錯覚したくらいには驚いた。油断した。気配も音も聞こえなかったからだ。それに、爆豪くんが聞けば、色気のない声、なんて言われそうな声も出てしまった。不可抗力だ。
バッと振り返ったため顔を認識するのに少し時間を有したが、この人はよく知った顔だ。
「焦凍くん……！」
「電話ぶりだな」
「もう、事前に言ってくれれば良かったのに！」
「爆豪に門前払されるんじゃねえかと思って」
「あは、そっか。……メディアではよく見かけてたけど、やっぱり大きくなったねぇ」
高校を卒業してからは直接会うことのなかった、でも活躍は凄まじい、憧れの人本人だった。
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リンドウ - 、さん» ご指摘ありがとうございます。こちらのミスでした。先程フラグを外してきましたので、おそらく二度とこのような失敗は無いと思われます。改めてありがとうございました。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 2a9c58e013 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 1時) (レス) id: cf6480ac5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン堂 | 作成日時：2018年7月27日 1時
