16話 ページ16
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「お邪魔します……」
スーパーからたいした時間もかからず、爆豪くんのお家に着いた。玄関の傘立てに傘が一本刺さっていたが、私のものではなかった。靴を脱いでそろりとフローリングに足を降ろすと、傘立てとはまた別の所に丁寧に立て掛けてある自分の傘を見つけ、これも爆豪くんらしいやららしくないやら、不思議な感覚に陥った。
適当に座ってろ、と言われたけれど、手伝いをしないわけにもいかず(座って待っていてもソワソワするし)爆豪くんのいるキッチンに向かった。
「お手伝い、します！」
「……」
下手なことはするなよみたいな忠告じみた目線を感じたが、手伝うという言葉は少しの沈黙の後に了承された。しかし残念ながら、腕には自信があるのだ爆豪くんよ。手際よく葉物を水洗いしたり鍋に火をかけたり。作るものは把握してないけど、爆豪くんの指示の元テキパキとその手腕を見せつけることができた。
お米の炊ける匂いがしてきた頃には既に今日の晩御飯のメニューははっきりしていた。
「爆豪くん、お料理上手なんですね」
「こっちの方が驚いとるわ」
「あとやっぱりお部屋が綺麗、良い匂いします」
「きも」
「今日、誘って下さってありがとうございます。いつも帰っても一人なんで、今結構楽しいです」
料理中は会話があまり無かったから、お米を蒸らす間の時間に思ったことを全部爆豪くんにぶつけた。もし恋人が居たらこんな感じなのかな、と思ったことだけは秘めたままで。
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リンドウ - 、さん» ご指摘ありがとうございます。こちらのミスでした。先程フラグを外してきましたので、おそらく二度とこのような失敗は無いと思われます。改めてありがとうございました。 (2018年7月27日 1時) (
レス) id: 2a9c58e013 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 1時) (レス) id: cf6480ac5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン堂 | 作成日時：2018年7月27日 1時
