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ball 52 ページ7

ドキドキドキドキドキドキ

今までにない心拍数。

今すぐ立ち去りたいけど立ち去れない空間。

石川くんはそっと立ち上がり公園から姿を消す。


将洋くんと2人きりの空間。



『…小泉さん…に怒られる…よ?』



私が勇気を出して口を開くと、将洋くんは表情を一切変えない。


柳田「いいよ、興味無いからあの人には」


え?


『なんで、付き合ってるならもう少し…』



柳田「付き合ってないから」



将洋くんはそう言う。

じゃあ、たまたま同じネックレスを買ってきて見せてるところに私が出くわしただけなの?


そう思うと、妙な気持ちになる。



今までの私に申し訳ないのと、嬉しさ。



柳田「携帯、見て」



将洋くんに言われた通り、ポケットから携帯を出して画面を見る。


『えっ』


たくさんの通知。

全て 柳田将洋。

不在着信ばかり。



柳田「誤解、解きたくて電話したんだけど出ないし、話しかけようと思ったら、逃げられるし」


『…ごめんなさい』



私がいうと、将洋くんはふっと笑った。


そして、私を包み込んだ。



暖かい暖かい温もり。


安心する。いい匂いがする。

心地いい。



柳田「いいよ。全然」



優しい声が耳元でする。


今すぐ泣きたいけど、将洋のシャツが汚れてしまうから泣けない。



そんなこと思ってると、ぱっと抱きしめるのをやめた将洋くん。




目はいつになく真剣。









《 俺も好き。


付き合って下さい。 》

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桜花 - 小説読ませてもらいました。すごくキュンときて可愛らしい小説で好きになりました。主人公ちゃんが可愛らしくてほんわかしてて見てて楽しかったです。これからも応援してます。 (2016年6月27日 14時) (レス) id: 9ac8f0bb45 (このIDを非表示/違反報告)
ときた - 栞さん» いえいえこちらこそ読んでいただきありがとうございます。更新頑張ります(`・ω・´)ノ (2015年10月12日 23時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
ときた - ぱるさん» ありがとうございます(^-^)/頑張ります (2015年10月12日 23時) (レス) id: 7aa7d9cdfe (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは、続編ありがとうございます。頑張ってください(*^▽^*) (2015年10月11日 16時) (レス) id: aba52a38d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 初めまして。恋人同士になったお話も楽しみに待ってます。 (2015年10月10日 23時) (レス) id: d27801897d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ときた | 作成日時:2015年10月3日 22時

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